朝日新聞 社説 2011.11.23
深く考える材料にしたいと思って傍聴した人にとっては、消化不良だっただろう。
行政刷新会議による政策仕分け作業のトップを切って、20日におこなわれた原子力をめぐるやりとりのことだ。
今回の仕分けは、個別の事業ではなく、中長期的な政策について選択肢を示す「提言型」と銘打った。だが、国会議員を含む仕分け人の指摘は断片的で、誤認や勉強不足としか思えない発言も目立った。
たとえば、高速増殖炉「もんじゅ」をめぐる討議だ。
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