放射線被爆から子供を守るために
NPO法人セイピースプロジェクトが編集・発行してくれている「放射線被ばくから子供をまもるために」リーフレットです。
監修は岐阜環境医学研究所所長の松井英介さんです。
子供たちを放射線被ばくから守るためのガイドラインとして、とても参考になります。
下のバナーからPDFファイルをダウンロードできるので、是非プリントアウトしてインターネットを使えないお母さんたちと共有して拡散してください。
3月1 1日の東日本大震災を機に起こった福島第一原発の事故によって、大気・海・土壌に高濃度の放射性物質が大量に放出され、私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。放射能の影響は小さな子どもほど受けやすく、妊娠中の方や小さなお子さんを持つ方は、子どもたちを被ばくから守るために、正確な情報にもとづいて、日々注意しながら生活することが求められています。
国は「ただちに健康に影響がない」「 安全な基準を設けている」と言いますが、肝心の被ばくのメカニズム(特に放射能に汚染された物質を吸い込んだり、食べたり飲んだりする「 内部被ばく」)を説明せず、1 0 年後、2 0 年後になってから現れる
晩発性障害の危険性を考慮していません。
国の設定する基準は「ぜったいに安全」と言える基準ではないことが、多くの放射線医学の専門家によって指摘されています。しかし、4月1日に厚生労働省が公表した『 妊娠中の女性や育児中の母親向けに放射線への心配に答えるパンフレット』では科学的な根拠も示さず、「 心配はいりません」という無責任な記述が繰り返されています。
放射能が人体に与える影響については、未だ明らかになっていないことも多いですが、私たちは「よく分からないから安心してしまおう」ではなく、「分からないからこそ最大限注意して、避けられる被ばくは可能な限り避ける」という姿勢を持ち続けることが大切です。
子どもたちを被ばくから守るために、このリーフレットがお役に立てればと思います
→右の画像かこちらからダウンロード
福島県は、事故から2ヶ月以上たった5月27日に「健康管理調査検討委員会」(座長:山下俊一)を設置し、6月下旬から県民対策に「健康管理調査」を開始しています。
ところが、政府・福島県はともに「低線量内部被ばく」による健康障害を全く認めず、いまだに「安全」キャンペーンを繰り返しています。
そのため「健康管理」が被曝による健康影響を軽視した、疫学調査になるのでないかと、という不安が県民の間に拡がっています。
このリーフレットは、25年後のチェルノブイリ地域での疫学調査から、セシウムの人体蓄積、健康障害のメカニズムなどをわかりやすく解説していきます。
→右の画像かこちらからダウンロード
NPO法人セイピースプロジェクトより転載
※元サイトがアクセス過多のため繋がりにくくなっているため、暫定的に当サイトのサーバーにダウンロードしたファイルにリンクしてあります。