これは2009年の記事だが、ネパールに住む18歳の青年が人間の髪の毛を使った太陽電池を発明した。
この青年はミラン君といいネパールの典型的な農村地帯で暮らしている。
このあたりは」、1日のうち16時間は停電しており、つねに電気が足りない状態で、ミラン君はそんな状況を打開すべく発電機の制作に取り掛かったという。
最初は川の流れを使った水力発電機を作ろうとしたのだが、機材が高価なために断念。次に大型の太陽電池に取り掛かったのだが、通常太陽電池に使用されるシリコンが高価で手に入りにくいため、彼は考えました。
そして、物理学者スティーブン・ホーキングの著にあった「髪の毛に含まれているメラニンが光エネルギーを電気に転換する力を持っている」という1節を思い出し、髪の毛を使った太陽電池を想いついたということです。
ミラン君らが発明した髪の毛太陽電池は、製造コストもたったの23ポンド(約3,500円)と従来の半値であり、大量生産した場合はその半分、つまり従来よりも4分の1の価格で提供できるそうです。