ロケットニュース24によると、
この10年間で空が40メートルも低くなっているらしい・・・
これまで雲の高さの測定は困難だったが、NASAの地球観測衛星「Terra」の出現によってやっと正確な数値を知ることが出来るようになった。
2000~2010年の観測結果からは、この10年間で雲の高さが40メートル(約1パーセント)低くなっているのが見て取れるという。
調査にあたったロジャー・デーヴィス氏は雲の下降原因について、雲の高さが低くなると地表の温度がさがるので、温暖化が抑制される。そのために雲が下降しているのではないかと説明している。
まるで地球が自分の温度を下げるために雲の上げ下げを行っているような説明で、すこし面食らう方もいるかもしれないが、有名なGAIA仮説をはじめ、現在では地球がひとつの生命体であり、生物が基本的に備えている恒常性(いつも体温を一定に保つ等のように、外的要因の変化にかかわらず生体の状態を一定に保つ生命独特の性質)を備えていると考える科学者も多い。
地球が自ら温暖化しすぎないように雲の高さを調整しているというようなことも、あながちありえないとは言い切れないようだ。
この記事は 2012.2.25