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HNKが伝えたところによると、東京電力福島第一原子力発電所の復旧作業に当たっていた50代の男性作業員が、体調不良を訴えて病院に運ばれ、27日夜、死亡した。

福島第一原発の廃炉作業にあたる作業員

福島第一原発の廃炉作業にあたる作業員


福島第一原発の収束作業には事故発生後に約二万人が従事しており、これまでに男性作業員5人が心筋梗塞などで亡くなっており、事故当時所長を務めていた吉田昌郎氏は食道がんのため第一線を退いている。

なお今回死亡した男性の死因など詳細について、東京電力は「診断書を確認していないため、男性の死因は公表できない」としています。

男性の被曝量については、おととし6月から福島第一原発の復旧作業に当たっていて、これまでの被ばく量は、作業員の通常時の年間限度となっている50ミリシーベルトより低い、25ミリシーベルト余りだということですが、

 

 

元記事→ HNK NEWS WEB / 3月1日 0時24分

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朝日新聞に衝撃に記事が掲載された。
内容はいまもなおメルトダウンした燃料の回収の見込みもなく、高濃度の放射能により長時間の修復作業もできない東京電力福島第一原子力発電所で収束作業で被曝(ひばく)させられたと、東京電力の責任を問い、元請け会社の関電工を告発した作業員(46)の現場作業の詳細な告白である。

以下記事をそのまま転載する。

—-以下 朝日新聞より転載—————–

 ●「被曝労働の実態 改善して」
 福島第一原発事故の収束作業で被曝(ひばく)させられたと、東京電力の責任を問い、元請け会社の関電工を告発した作業員(46)=いわき市在住=が、朝日新聞の取材に応じた。作業員は「被曝労働の実態を明らかにして、今後の作業環境を改善してほしい」と訴えた。支援する弁護団は「何次にもわたる下請け構造が無責任体制の根源にある」と批判している。

 ●湯気立つ水面「あり得ない」
 階段下の地下室をヘッドライトが照らした。うっすら湯気の立つ水面が見えた。「あり得ない」。たまり水は、高濃度の放射性物質で汚染された水だ。家で待つ子どもの顔が脳裏に浮かび、身体が震えた――。
 原発事故からまもない昨年3月24日午前のことだった。福島第一原発3号機。原子炉タービン建屋に関電工社員らと6人で入った。地下室の電源盤にケーブルをつなぐ作業にとりかかった。
 作業を開始して数分後、線量計の警告音が次々と鳴りだした。設定は毎時20ミリシーベルト。動揺する作業員に、関電工の社員は「故障もあるし、誤作動もある」となだめた。
 地下への階段に身を乗り出すと、線量が高くなり、コンクリートの壁に隠れると低くなった。
 茨城県内の高校を中退し、さまざまな職業を経験。6年前から原発の電気設備会社の従業員として働いていた。
 「線量も確認せず、たまり水に触れてはならない」。常識のはずが、同僚作業員は水深15センチほどの水に足をつけて作業していた。くるぶしまでつかった水は「生温かかった」という。
 階段を地下まで降りて、ケーブルを手すりに縛り付けるよう指示されたが、断った。それでも小一時間の作業で、線量計の値は11ミリシーベルト。たまり水に入った関電工の社員2人は173~180ミリシーベルトを浴びて、福島市の県立医大に緊急搬送された。
 その後、広野火力発電所や新潟県の柏崎刈羽原発、青森県六ケ所村の施設など、被曝量の低い仕事にまわされた。だが、今年3月16日以降、仕事が来なくなった。事実上の解雇状態だ。今は土木作業や除染作業で妻子を養う。
 「被曝事故は起きたのではなく、起こされた。我々は高線量を浴びさせられて使い捨てか」。そう悔しがる。
 原発収束作業にたずさわる末端作業員の立場は不安定だ。被曝線量の上限に達すれば、作業員として働くことができなくなる。
 「あのときは長靴も履いていなかった。指示に従って地下に降り、そのまま作業を続けていたら死んでいたかもしれない。これから何年後かに自分の健康がどうなるかも分からない」。あの体験で生じた不安はいまも消えない。

●背景に下請け多重構造
 作業員の告発に、東電は「現場作業者の作業環境と放射線の安全管理については引き続き徹底していきたい」とコメントした。
 しかし、原発作業員の被曝線量のずさんな管理や被曝事故時の無責任な体制などが、次々と明るみに出ているのはなぜか。
 背景にあるのは複雑な下請け関係だ。今回の事故では現場にいた東電の作業チームは毎時400ミリシーベルトの放射線量を知ってすぐに撤収。一方、作業員のチームはそのまま作業を継続していた。
 下請けの多重構造が、末端作業員の労働安全や健康管理の責任をあいまいにしている――。日本労働弁護団の水口洋介弁護士らはそう指摘する。
 労働安全衛生法31条は、直接の雇用関係がなくても、特定事業で発注者が労働者の災害防止措置をとるよう義務づける。ただ、法令の指定は建設業や造船業などに限られ、原発事業の位置づけは明確ではない。これが「責任追及の壁」になっているとし、弁護団は法の不備の是正も求める。
 「私はたまたま、いろんな人の助けがあって訴えることができたけれど、ほとんどの労働者は職を失うから口を閉ざすしかない」。作業員はそう語った。
 今後は事故収束だけでなく廃炉作業でも、高線量下で働く原発作業員の力が必要だ。それも廃炉まで何十年と続く。「こんなことをやっていたら、作業に従事する人が本当に集まらなくなる」。予期せぬ被曝をさせられてしまった作業員の警告だ。(本田雅和)

—-転載ここまで—————–

■元記事
告発の原発作業員、朝日新聞に語る 2012年11月03日

 

TBSニュースバード 2012.3.26

 


ドイツZDF フクシマのうそ 投稿者 sievert311

 

テレビ朝日 モーニングバード そもそも総研 2012年3月8日(木) 7分

燃料取り出し始めるのは早くて来年の12月から・・・

 

「福島 フクシマ FUKUSHIMA / 津波災害と原発震災に立ち向かう人々とともに」というブログで現在フクシマ第一原発と第二原発の事故収束作業に従事している、かねてから反貧困の社会運動に長年とり組んできた大西さん(仮名)という方へのインタビューが掲載されている。 

そこには福島第一原発現地の状況が克明に記されている。

◆サーベイメータの数値の意味も知らない人が、放射線管理員(作業員を放射線被ばくから守る仕事)をしていたり、

◆本来なら私服や作業着ではなくタイベック(放射能防御服)を着て、徹底的な管理下で作業しなければならない環境をずさんな状態で管理していて、東京電力はその管理を投げてしまっていること、

◆福島第一原発の1号機、2号機、3号機周辺は炉心と同等の放射線量であること、

◆出入りしている車の被ばく量がとても高く問題になっていて、高いものだと10,000とか20,000cpm(事故前は2,000くらいが基準)だということ

◆除染に使った水はそのまま排水していること

◆1シーベルトの被ばくをした作業員がいること

◆「放射能焼け」で顔が真っ赤になっている作業員が大勢いること

◆元請け会社が本当にピンはねしていること

◆貧困層が作業員として働いていること

など、テレビのニュースや新聞からは報じられない本当の状況がここにある。

→ 

 


20120303 原発事故 100時間の記録 投稿者 PMG5

 

TV Asahi 2012.2.28 (1~4分の動画7本連続 全部で20分)

 

時事通信が2月28日20時に伝えたところによると、東京電力福島第一原子力発電所の2号機の原子炉建屋に無人走行ロボットが入り放射線量の測定をした結果、5階にあるオペレーティングフロアで最大1時間あたり220ミリシーベルトの鉱放射線量だったことが分かった。
東京電力は「生易しい環境ではなく、人が作業するのは困難」だと発言している。

元記事は、 2012.2.28

 

2/20ANN「報道ステーション」 10分

20120220 関西電力の全原発停止へ 再稼働の行方は? 投稿者 PMG5

 

2号機の温度は上昇し続け、12日、80℃を超えた。
東電は温度の上昇の原因を明らかにすることもできず、炉内の状態を説明することもできず、そして、温度の上昇を止めることもできなかった。

東電には状況が理解も把握もできておらず、事故原発は今もコントロールも不能であることが良くわかる。

東電はいつものように温度計の故障のせいと都合のよい想像だけを延べて、知らんぷりしようとしている。

保安院は「温度計に異常がある可能性は高い」と認め、「安定な状態は維持されている」(森山善範・原子力災害対策監)と東電と息のあった記者発表。
一方、福島県原子力安全対策課の小山吉弘課長は「注水で効果がなければ冷温停止が維持できているとは言えない」との見解を示した。
政府は勝手に定めた「冷温停止状態」の条件が崩れたにもかかわらず、まともなコメントすら発していない。

ほとんどのマスコミは東電と保安院のいい加減な発表を批評することもなくタレ流しており、原因は温度計の故障ということで終わらせるつもりらしい。

日経新聞は批判的に現状分析している。
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2号機の温度上昇が止まりません。
12日14:20には82℃に達し、政府が勝手に定めた「冷温停止状態」の定義である、原子炉内の温度が100℃以下であること(温度計の誤差を見込み、温度計での測定値が80℃以下であること)の上限値を超えました。
東電は注水量をさらに3トン増やし計17・4トンに変更。効果の程は不明です。

情報源は読売新聞  2012.2.12

 

先月下旬から上昇傾向が続く2号機の温度だが、11日午後11時には74.9度になった。
東電は6日に73.3度を記録したため原子炉への注水量をこれまでで最も多い1時間当たり13.5トンに増やして対応、一時温度はわずかに下がっていたが、再び上昇して、11日の温度は増水前を超えた。
東電の増水対策はあまり効果を示していないといえるが、他にできることもないらしく、注水量をさらに増やして、14.6トンにしている。
これから温度がどうなるのか、余談を許さない状態が続いている。

また、温度上昇の原因は未だにさっぱり分かっておらず、改めて、原子炉内の状態が何も把握できていないこと、政府の「冷温停止状態」宣言をあざ笑うかのように、炉内がまだまだ不安定で、制御もままならないことが明らかになった。

政府が勝手に決めた「冷温停止状態」の定義では炉内の温度を80℃以下と規定しているが、今後2号機がこの温度を上回った場合政府は何と説明するのだろう?
「それでも原子炉は安定しており「冷温停止状態」は続いている」と意味不明のコメントになりそうだな。
と、先に書いておこう。

そうならないように、がんばって80℃以下をキープしてくれ。

関連記事
NHK  2012.2.12

朝日新聞 2012.2.12

 

さんが 2012/02/02 にアップロード

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東京新聞 2012.1.31

 福島第一原発の配管などで凍結による水漏れが相次いでいる問題で、東京電力が昨年夏の時点で、冬季の凍結による配管破損の危険性を認識していたにもかかわらず、対策をせずに数カ月間放置していたことが三十日、東電などへの取材で分かった。 

 東電は三十日にも、浄化した汚染水を蒸発濃縮する装置付近など新たに四件の水漏れが見つかったと発表、発生件数は二十三件に上った。
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 2012.1.28

 【パリ小倉孝保】フランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)のジャック・ルプサール所長は27日、パリの同研究所で一部の日本メディアとのインタビューに応じ、東京電力福島第1原発事故後の野田佳彦首相による「冷温停止状態」宣言(昨年12月16日)について、「政治的ジェスチャーであり、技術的には正しい表現ではない」と語った。

 ルプサール所長は、「(野田首相は)日本人を安心させるため、重要な進捗(しんちょく)があったと伝えたかったのだろう」と述べたうえ、「正しい表現ではない。専門家はわかっている」とした。「冷温停止状態」と言えない理由について、原子炉が破壊されたままで通常の冷温装置も利用できていないことをあげ、「問題は残ったままだ」とした。
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TBS NEWSi 2012.1.28

 福島第一原発では28日だけで3か所の水漏れが見つかりました。凍結防止工事が間に合っていなかったことが原因とみられる場所もあり、東京電力は「抜かりがあったと言われればそのとおりだ」としています。

 水漏れが見つかったのは、原子炉への注水に使用されているポンプの近くで1か所と、汚染水の処理施設にある別の装置の2か所の合わせて3か所です。東京電力によりますと、放射線量は3か所とも周辺とほぼ同じため、水の放射性物質の濃度は高くはないとみられ、海への流出などもないということです。

 原因は調査中ですが、水が凍って体積を増し、破損したことが原因とみられる場所もあるということです。

 今回の水漏れの中には去年秋から行われてきた凍結防止工事が間に合っていなかった場所もあり、東京電力は「抜かりがあったと言われればそのとおりだ」としています。(28日22:08)

この記事は TBS NEWSi
 

 

47NEWS 2012.1.26

 東京電力と原子力損害賠償支援機構が、福島第1原発の廃炉工程のうち、原子炉から溶けた核燃料の取り出しを始める2021年度までだけで総額1兆円超を投じる資金計画を策定したことが26日、分かった。廃炉費用が経営を圧迫し続けることが確実となり、東電は経営破綻を避けるため政府に公的資金1兆円の資本注入を申請する方向で最終調整に入った。

 溶けた燃料の搬出を終えるにはさらに10~15年が必要。最長40年とされる廃炉完了までの期間にかかる費用が兆円単位で膨らみ続けることは避けられない見通しだ。
2012/01/26 19:14 【共同通信】

この記事は  47NEWS 

 

1~3号機の放出量増加=放射性物質「作業で舞った」-東電
時事通信 2012.1.23

 東京電力は23日、福島第1原発1~3号機の原子炉格納容器から放出された放射性セシウムの量を測定した結果、1時間当たり計約7000万ベクレルだったと発表した。昨年12月の測定に比べ、約1000万ベクレル増えており、東電は「作業員の出入りや、がれきの撤去で放射性物質が舞い上がった」と説明している。
 測定結果は、同日開かれた政府と東電の中長期対策会議の第2回会合で報告された。
 東電は毎月、放出量を測定している。前回12月の測定では1、2号機が1時間に1000万ベクレル、3号機は同4000万ベクレルだったが、今月は1号機が同200万ベクレルと減少した一方、2号機で同2000万ベクレル、3号機で同5000万ベクレルに増加。1~3号機で計1200万ベクレル増えた計算になる。(2012/01/23-21:46)

この記事は 時事通信

 

ホウ酸除去 東電動かず
東京新聞 2012.1.22

 福島第一原発の高濃度汚染水を処理した水で、核分裂が連鎖的に起きる臨界を防ぐため投入された化学物質のホウ酸が問題視されている。放射性物質を含む処理水は、敷地内のタンクで蓄えきれなくなりつつある。海への放出を迫られることも想定し、これ以上環境を汚さないよう最大限の努力をするのが当然。一方、ホウ酸も有害だが除去は容易にできる。しかし、東京電力は濃度が低いとして、対策に乗り出す気配を見せていない。(深世古峻一)
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