福島県へ旅行に行きましょう!
2011年3月11日以降、日本国内では色々と信じられない状況が続いている。
食べて応援、放射性瓦礫の拡散などである。
そして、燃料の行方がわからいと公言しておきながらの冷温停止状態の公言と、原発事故収束宣言。
それをうけて、我が国の観光庁がとんでもないことをホームページに掲載し、国民に推奨している。
福島県へ旅行に行きましょう! ~「福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた道筋」(「工程表」)におけるステップ2の完了を受けて~
という見出しのつけれれたこのウェブページ。
内容は以下のとおりである。
——–以下転載————————–
本日、野田佳彦内閣総理大臣から、「東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」(いわゆる「工程表」)におけるステップ2(原子炉の「冷温停止状態」の達成)を完了した旨の発表がありました。
観光庁としても、福島第一原子力発電所が「冷温停止状態」になった事実を国内・海外に発信してまいります。
また、平成23年度第3次補正予算により、東北地方全体を博覧会場と見立て、地域や民間の様々な取組みを連携させ、統一的な情報発信等を行う「東北観光博」等国内観光振興の取組みを実施するとともに、訪日外客を着実に回復させるための取組みも実施してまいります。
福島県からは、今後、ありがとうキャンペーンや若者を対象としたスキー場のリフト券無料化など様々な取組みを実施し、全国の皆さんをお迎えしていきたいと伺っています。
全国の皆さん、是非、福島に旅行に出掛けて下さい。福島が元気にならなければ、東北地方、さらには日本全体の元気はありません。福島県の被災された地域の方々の心情に配慮しつつ、観光で日本を元気にするという気持ちで、一緒に取り組んでまいりましょう。
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→ 環境庁ホームページ(魚拓)
福島県環境放射線モニタリング調査(観光地)結果について
福島県環境放射線モニタリング調査(観光地)結果について
そして、12月16日にこの調査結果が公表されている。
福島県内の276ポイントで調査を実施。
須賀川市・東都郡山カントリー倶楽部の駐車場は毎時1.0マイクロシーベルト。クラブハウス入口で0.79マイクロシーベルト。
桑折町・半田山自然公園の駐車場で毎時1.1マイクロシーベルト。アスレチック広場遊歩道で毎時1.7マイクロシーベルトである。
→ PDFファイル
いったい、この国は何を考えているのだろうか?
情報の入らない人々はこの場所に観光に行くことになるだろう。特にアスレチック広場は子供が遊ぶ場所である。
国民が声を上げるしか、状況を変える手段はない。