「もんじゅ」など高速増殖炉開発予算 来年度300億! 削減わずか25% 仕分けはどこへ行った?
12月 23rd, 2011 | Posted by in 3 利権・推進派・御用学者 | 3 政府の方針と対応 | 4 他の原発全般福井新聞 2011.12.25
高速増殖炉技術開発予算25%減 政府、福島原発事故受け
東京電力福島第1原発事故を受け、政府が2012年度予算編成で高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を含む高速増殖炉サイクル技術開発費について、本年度当初比25%減の約300億円とする方針を決めたことが22日分かった。
もんじゅについては、試運転の第2段階に当たる40%出力確認試験の来年度の実施見合わせにより22億円を削減。施設維持費も18億円削り、同約20%減の175億円とする。
次のステップとなる実証炉の研究開発費は同67%減の33億円。高速増殖炉サイクル技術開発費全体では約100億円の削減となる。
11月に行われた政府の提案型政策仕分けでは、もんじゅの存廃を含む従来の体制、計画を抜本的に見直すよう提言。もんじゅが来年度に試運転を行う場合に充てる対応調整費22億円も計上を見送るべきだと指摘された。また、国会版事業仕分けでも、もんじゅ開発の見直しや核燃料サイクル関連予算の縮減などが求められた。
政府はエネルギー・環境会議や原子力委員会などでエネルギー政策の見直しを検討し、来年夏をめどに結論を出す方針で、もんじゅについても方向性が示される見通し。
1995年にナトリウム漏れ事故を起こしたもんじゅは昨年5月に運転を再開したが、同8月に原子炉容器内に炉内中継装置が落下するトラブルが発生した。
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