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中日新聞 社説 2012.1.30

 原発の是非を問う住民投票を実現させようという東京と大阪での運動に注目したい。命や暮らしを左右しかねない原発政策が住民不在のまま進められてきた。そんな不条理への抗議行動でもある。

 原発を動かすのか、止めるのか。自分たちで決めようと呼び掛けているのは、市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」。東京都と大阪市で住民投票のルールとなる条例づくりをそれぞれの首長に求めようと活動している。

 福島第一原発の事故がもたらした放射能汚染は、原発が立ち並ぶ福島県をはるかに越えて広がった。関東一円の住民は、生活環境の除染や、食品や水の安全確認に生涯にわたり追われる羽目になった。

 一方で事故原因の究明も、健康への影響の見極めも、損害賠償もままならないのに、国は収束を宣言した。定期検査で止まった原発の再稼働や原発プラントの海外輸出に血道を上げているようだ。

 こんな矛盾に直面しても、原発政策の決定は、国と電力会社、立地先の自治体のみに委ねられている。普通の住民にとって意思表示の場は用意されていない。

 東京都が東京電力の、大阪市が関西電力の大株主であることを踏まえ、まずこの電気の二大消費地で住民投票を試みる意義は大きい。電気の消費者として、“間接的な株主”として住民には一票を投じる資格があるだろう。

 条例づくりの直接請求には有権者の2%の署名が要る。大阪では一カ月の署名期間にそれを大幅に上回る六万一千余りを集め、市選挙管理委員会が審査している。

 脱原発依存を掲げて市長選に勝った橋下徹市長は、民意はとうに示されたとして住民投票には後ろ向きだ。しかし、住民投票の結果は市長が交代しても消えない。その重みを忘れてはいけない。

 片や東京での署名集めがはかどらないのは気掛かりだ。首長選がありずれ込んだ四市村を除き、二カ月の署名期間は二月九日に締め切られる。それなのに、必要な二十一万四千余りのようやく七割ほどに届いたばかりだ。

 意に沿わない結末を予想しておじけづく心情も分かる。だが、こんな機会に一歩前へ踏み出さないと、またぞろ原発政策の傍観者でしかいられなくなると思う。

 史上最悪レベルの事故が起きたのだ。反対派であれ、賛成派であれ、もはや内輪で気勢を上げて済ませている場合ではない。未来の世代のためにも声を上げたい。

この記事は 中日新聞 社説

 

2012年 01月 27日

ロイターが伝えたところによると、枝野幸男経済産業相は27日の閣議後会見で、原子力発電所の稼働が全くない場合でも電力需要に対応できる可能性はあるとの認識を示した。同相は「電力使用制限令や日本の産業に大きな影響を与えることなく乗り切るための検討は進めている」と述べた。

以下は引用である。

枝野経産相

枝野経産相


現在全国の原発54基のうち稼動しているのは3基。4月末に北海道電力(9509.T: 株価, ニュース, レポート)泊原発3号機が定期検査に入り、他の原発の再稼働がないと国内で稼働する原発はゼロとなる。枝野経産相は原発の再稼働について「原発がこの夏どのくらい利用されるのかされないのかは、安全・安心という(電力需給とは)全く別次元で結論が出るので、どうなるかわからない状況だ」と述べた。

政府の試算では、原発稼働ゼロで一昨年夏並みの猛暑となった場合、最大電力に対する供給力が全国で7%不足する。稼働ゼロで夏の需給を乗り切れるかどうかについて枝野経産相は、「もし全ての原発が利用できないと電力需給は相当厳しいと予想されている。節電のお願いはしなければいけないが、電力使用制限令によらずに乗り切れる可能性は十分にある」と述べた。根拠については「数字も含めて様々な検討を進めている」としたが、具体的には示さなかった。

東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)への公的資本注入に関して同相は、「全く決めていない」としながらも、「東電の話ではなく、一般論として税金を利用して、(対象企業に対する)権限や責任を負わないのは納税者に対して無責任だと思う」と述べ、東京電力に公的資金を注入するには、議決権の確保が必要との認識を示した。

(ロイターニュース、浜田健太郎)

枝野氏が、「安全・安心という(電力需給とは)全く別次元で結論が出る」という考えも持っていることは、脱原発を願う人々にとっては良い兆しだと言えるが、利権だらけの原子力ムラがこのまま簡単にすべての原発を停めるとは思えない。
このさき、どのような策略が展開していくのか、どうやってそれを阻止していくのか、一進一退の攻防が予想される。

→ ロイター元記事
→ ニューズウィークの記事

<関連記事>
2012年1月27日中国電力の島根2号機が定期点検に入り停止。これで稼働している原発は残り3機に!

 

東京新聞 2012.1.27

 沖縄県が県海洋深層水研究所(同県久米島町)で12年度、海水の温度差を利用して電力を生み出す「海洋温度差発電」の100キロワット級発電プラントを設置し、実証試験を始めることが26日、分かった。県によると、商用化を想定した実際の海域での実証試験は世界初という。

 海洋温度差発電は、表層の比較的温かい海水で沸点が低いアンモニアなどを蒸発させてタービンを回した後、深層の冷たい海水で再び液体に戻す仕組み。国内では佐賀大海洋エネルギー研究センターが佐賀県伊万里市で30キロワット実験プラントを稼働させているが、一部を外部電源に頼っている。
(共同)

この記事は 東京新聞

 


2011.10.24

…………中学1年の子の、夏休みの課題「生活作文」を書き起こしました…………

私が「原発は必要かどうか」調べようと思ったきっかけは、東日本大震災の直後に起こった「福島第一原子力発電所」の事故です。
あの事故以来、野菜や肉、稲ワラなどから放射性セシウムが検出されたり、次々に原発の事故があったりと、いろいろ問題が起こってきました。
なので私は「原発は本当にいるのか」「あっても問題ばかり起こす発電方法なのではないか」と考えるようになりました。
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1月27日未明、中国電力島根原発2号機が定期検査で停止する。

これで中国電力管内の2機はすべて停止することになるが、下記記事にあるとおり中電の電力は余裕があり、関西電力への55万キロワットの融通枠も維持する。また原発を止めるとコスト高になると喧伝されているが、前回定期検査が重なるなどして2機同時に長期停止した時の決算が、減収ではあるものの黒字を維持していたことは注目に値する。

全原発を止めても電力不足にもならず、赤字にもならないモデルが実在する意味は大きい。

電力会社、産業界、政府はともに原発の停止により、電力不足・収入減になると大キャンペーンを張っている。そのこと自体捏造の疑いが濃いが、百万歩譲ってたとえ事実だとしても、単に企業努力が足りないだけとかたづければよいことだ。沖縄電力などはもともと原発を持たないが、地域第一位の高収益企業の位置は不動だ。

島根2号機の停止で、全国の稼動中原発はわずか3機、電力にして2%(313万8000キロワット)になった。全国の原発が停止するZERO原発のときは刻々と近づいている。
現在、全国10電力管区のうち沖縄・九州・四国・中国・中部・北陸・東北の7管内の全原発が停止、この地域は先行してZERO原発が実現している

残るは関西電力・東京電力・北海道電力の各1機づつ。これらの地域も4月までにすべて定期検査入りする予定で、それまで再稼動を許さなければ、記念するべきZERO原発の日が期せずして訪れることになる。

今後は、再稼動を許さないためのアクションが重要になってくる。
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47NEWS 2012.1.25

 東京電力は25日未明、柏崎刈羽原発5号機(新潟県、110万キロワット)の運転を停止し、定期検査に入った。これで東電の稼働している原発は同原発6号機だけとなる。3月下旬までには6号機も定検に入り、東電の全ての原発が止まる見通しだ。

 全国の商業用原子炉54基のうち、東電以外で稼働中のものは北海道電力泊3号機(北海道)、関西電力高浜3号機(福井県)、中国電力島根2号機(島根県)の3基。

 柏崎刈羽5号機の定検は少なくとも約5カ月間はかかる予定。再稼働の前提となる安全評価(ストレステスト)の1次評価を実施する時期は決まっていない。

この記事は 47NEWS

 

産経新聞 2012.1.23

公共施設の電気についての競争入札制度を発表する保坂展人世田谷区長=23日、世田谷区役所

 東京都世田谷区は23日、区役所本庁舎などの区内公共施設111カ所の電気購入先について、平成24年度から東京電力だけでなく、特定電気供給事業者(PPS)を含めた競争入札にすると発表した。東京電力福島第1原発事故を受け「脱原発」を掲げている保坂展人区長は「東電だけが電気を供給できるのではなく、自由に電気を取引できる社会を進めたい」と述べた。電気購入の競争入札は多摩地区で導入例があるが、23区内では初という。
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柏崎刈羽原発、5号機定期検査へ 運転原発1基に
産経新聞 2012.1.13

東京電力柏崎刈羽原子力発電所の横村忠幸所長は12日の定例会見で、運転中の5号機について今月25日から定期検査を開始する、と発表した。5号機はすでに10日から出力100%未満で運転する「コーストダウン運転」を行っている。5号機が検査で止まるため、同原発1~7号機のうち運転を続けるのは6号機1基となる。

ただ、6号機も3月下旬に定期検査に入る予定。東電が1、7号機の再稼働に向けて実施しているストレステスト(耐性評価)の1次評価の国への提出が遅れていることから、今春以降、同原発の全7基が停止する恐れがある。

横村所長はストレステストについて「1次評価はほぼ終了し、最終的な取りまとめを行っている」と述べるにとどめ、国への提出時期については明らかにしなかった。1次評価の審査は数カ月かかるとされている。

この記事は 産経新聞

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関連記事

再稼働STOP作戦 これなら原発を止められる!

 

東京新聞 2012.1.22

「原子力ムラは戦前の軍事警察国家と同じ」と話す村上村長=東海村役場で

 福島第一原発事故以来、原発の「安全神話」が崩壊し、東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発も「廃炉」と「再稼働」の間で揺れる。福島の事故後、「脱原発」を明確に掲げる村上達也村長に思いを聞いた。 (近藤統義)
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東京新聞 ( より転載) 2012.1.21

どうする老朽原発

政府は原発の運転期間(寿命)を原則40年、最大20年の延長容認とする方針を決めた。しかし、専門家の間で政府方針への評価は分かれている。

原子力安全・保安院が老朽炉の安全対策を協議するため設置した「意見聴取会」のメンバーで、「老朽炉は例外なく廃炉にすべきだ」と主張する井野博満東大名誉教授と「寿命を一律に設けることは意味がない」とする庄子哲雄東北大教授に意見を聞いた。(聞き手・木村留美)

 

◆東大名誉教授 井野 博満さん

 

-政府が示した原発寿命の方針についてどう考えるか。
「40年を寿命としたことは評価できるが、延長もあるとしていて、運用次第で今までと同じことになりかねない。これまでの運用方法を改革する必要がある。40年で例外なく廃炉にすることを決めるとともに、30年を経た原発の審査を厳しくするよう方針を改めるべきだ

 

-原発の寿命を40年とする根拠は。
「最初に30年とか40年もつように材料や機器を集め設計している。もちろんその年数が経過したからといって、すぐに壊れるわけではない。修理しながらぎりぎりまで使い、費用があまりにかさむようになったら止めるというのが経済的、という考え方もあろうが、原発には全くなじまない。万が一、事故が起きた時に収束が非常に困難だからだ。原発は特別な技術であり、安全に万全を期す必要がある」

 

-耐用年数を厳密に守るべきだと。
「そう思う。まず老朽化原発はすべて止めろと言いたい。特に、原発の技術ができはじめたばかりの1970年代につくったものはすぐ止めるべきだ。圧力容器の厚い鉄の板の熱処理は当時は技術的に大変だった。材質にむらがあるのではないかと疑っている」

 

-再検討の発端となった福島第一原発の事故の原因と老朽化の因果関係をどうみる。
「福島の場合、老朽化により地震で壊れる可能性があったのは配管だ。1号機では想定より早く水位が低下し配管が破断したとの推測はできる。断定はできないが、老朽化が影響した可能性はあると思っている」

 

いの・ひろみつ 東京大学大学院数物系研究科博士課程終了。東京大学名誉教授。専門は金属材料学。「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」の代表。共著に「福島原発事故はなぜ起きたか」など。73歳。

 

◆東北大教授 庄子 哲雄さん

 

-政府が示した原発寿命の方針をどう受け止めるか。
「何を根拠にしているかよく分からない。科学的合理性などの評価を無視し、政府が規制の強化をアピールする意味合いが強いのではないか。国民感情を考慮し たのかもしれないが、エネルギー政策の議論を詰めないまま方向を決め、行き当たりばったりの感がぬぐえない。日本の技術力低下も危惧している」

 

-原発に寿命は必要ないか。
「発電所ごとにかなり個性がある。まだ原発ができたばかりの1970年代と比べ、技術の進歩もあるので運転実績を踏まえた評価が必要。バリバリ働いている人に隠居しろと言っているような場合もある。ひとくくりにはできない」

 

-寿命がなくても安全を担保できるか。
「温度や圧力に加えて、振動や部材の厚みなど原発の状況を常時監視することで、予測されない状況が起きていないかいち早く検知し、未然防止していくことが重要だ。また、事故を教訓にチェルノブイリから多くを学んだ欧州のように、事故ありきの精神で危機管理をしっかりとしていかなくてはいけない

 

-福島第一原発の事故と老朽化の因果関係を指摘する声もある。
「福島第一の40年目の評価にかかわり、材料の劣化や保全に関係するところも見てきた。指摘されている配管の破断も保安院の資料によれば、機能に影響を及 ぼすような大規模なものとは考えにくいとされている。地震から津波までの間の情報は不明な部分も多いが、機器の経年劣化が事故につながったとは現段階では 思えない」

 

しょうじ・てつお 東北大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程を修了。工学博士。専門は材料強度学。東北-リヨン理工学ジョイントラボラトリー共同所長。2002年から経産省総合エネルギー調査会の委員。64歳。

<老朽原発>
日本は原発の寿命を決めていなかったが、今月6日、政府は運転開始後、原則40年とする原子炉等規制法改正案を示した。極めて例外的とするが最大20年は運転延長できる。

これまでは30年で初回、その後は10年ごとに審査を受け延長する方法だった。国内の老朽原子炉は、40年超が福島第一の1号機など3基、30年超~40年未満が関西電力美浜原発2号機など16基ある。

東京新聞・核心 1月20日

この記事は 

 

47NEWS 2012.1.20

 福井県内にある原発7基の再稼働差し止めを滋賀県の住民らが求めた大津地裁の仮処分審で「材料や機器劣化による原発事故の危険性は関西エリアが最も高い」とする井野博満東大名誉教授の意見書を住民側が提出することが20日、訴訟関係者への取材で分かった。

 井野氏は意見書で、原子炉の健全性を評価するため圧力容器内に置かれた試験片の耐性を分析。「最も劣化が進んだ九州電力玄海原発1号機(佐賀県)に次ぎ、全国でワースト2~6が福井県に集中している」と指摘し、事故があれば近接する関西地方が大きな被害を受ける可能性を示した。
2012/01/20 19:16 【共同通信】

この記事は 47NEWS

 

時事通信 2012.1.16

 原発の賛否を問う住民投票の実施を目指す市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」(今井一事務局長)は16日、大阪市民から集めた約6万1000人分の署名簿を各区選挙管理委員会に提出した。
 大阪市の場合、投票実施の条例制定には約4万2600人分の署名が必要。今後、区選管の審査を受けた上で、有効署名が必要数に達したことが確定すれば、市長に条例制定を請求する。今井事務局長は「必要な署名数を突破すると確信している」と自信を見せた。
 橋下徹市長は住民投票について、「既に脱原発依存に向けて動いている上、投票には約5億円の費用がかかる」として、否定的な考えを示している。(2012/01/16-20:15)

この記事は 時事通信

 

2012.1.16

ジェットコースターが頂上で停止し、その後「カツ、カツ」と降下に向けて動き出すあの瞬間。

原発の再稼働をめぐる今の動きは、そのジェットコースターに似ている

明後日の1月18日、大飯原発3、4号機(関西電力)の再稼働に「青信号」が点灯しそうだからだ。
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 2012.1.15

 菅直人前首相の要請で昨年5月に運転を止めた中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働をめぐり、厳しい姿勢を示す周辺市町の議決が広がっている。中電は建設中の防波壁(海抜高18メートル)など津波対策の完了後、運転再開を目指しているが、半径10キロ圏の防災対策重点地域(EPZ)だけでなく、30キロ圏が想定される緊急防護措置区域(UPZ)でも大半の自治体で安易な再稼働を認めない決議や意見書が相次いで可決された。
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愛媛新聞 社説 2012.1.15

 伊方原発、全基停止―「3・11前」には想像もできなかった日が、やってきた。
 四国電力は13日深夜、伊方原発(伊方町)3基のうち唯一稼働中だった2号機の送電を止め、定期検査に入った。
 3基同時停止は初めて。全国の商業用原発54基のうち、残る稼働中は5基となり、すべてが4月中にも停止する見込み。日本中の原発が沈黙する日が刻一刻と迫っている。
 半世紀にわたって強力に推進されてきた国策の原発事業の、一大転換点である。
 東京電力福島第1原発事故で、「これまでの安全」への信頼は無残に裏切られた。
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ヨコハマ経済新聞 2012.1.13


 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で1月14日と15日、「原発のない世界」を実現するための具体的な行動を生み出すことを目的とした世界会議「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」が開催される。
 
 原子力からの脱却を世界に発信し、日本をはじめ世界各国が採用できる脱原発への行動計画をつくり、提言する。市民団体などによる脱原発世界会議実行委員会(事務局:ピースボート)が主催。
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日経新聞 2012.1.13

 京都市の門川大作市長は13日、大阪市が脱原発依存に向けて計画している関西電力への株主提案について、橋下徹市長と連携する考えを明らかにした。発電部門と送電部門の分離の提唱や原発依存度の低下などで足並みをそろえ、同市との共同提案も視野に入れる。

 6月に予定される関電の株主総会に向けて、具体的な協議を進める。

 関電筆頭株主である大阪市の橋下市長は昨年12月、関電への株主提案で京都市や神戸市に協力を要請する方針を表明。京都市は関電の株式の0.47%を保有している。

この記事は 日経新聞

 

脱原発世界会議HP Now!

2011年3月11日から、いやおうなく、私たちは
原子力発電と放射能という巨大な課題に向き合っています。
この日々の中で、それぞれの判断や行動は
時に相反するように思える時もあり、
私たちの市民社会に複雑な影を落としています。
ゲンパツという巨大な存在の前で、
一人一人のあり方や大切なモノは様々なのです。

この世界会議で、私たちは
互いのあり方に敬意を持ちあい、声に耳を澄ましあい、
個人として市民として、知恵と行動をわかちあい、
原発のない世界への確かな一歩を、
踏み出したいと願うのです。

当サイトでは、皆さん一人ひとりが考える「原発のない世界」へのメッセージを募集しています。
「原発のない世界」とは、どんな世界なのかなどなど自由に意見を発表する場にしたいと思います。

ご賛同いただける方は、メッセージと写真を添えてこちらからご投稿ください。

この記事は 脱原発世界会議HP

 

NHK 2012.1.13

愛媛県にある四国電力の伊方原子力発電所2号機では、定期検査のため原子炉を止める作業が13日夜から始まる予定で、停止すると四国の原発はすべてが止まり、全国でも全体の90%を超える原発が止まることになります。
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 2012.1.10

 電力会社の大株主である東京都と大阪市で、原子力発電所の賛否を問う住民投票条例の制定を目指す市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」が、昨年12月10日に署名集めを始めてから9日で1カ月。大阪では法定期間の1カ月で、首長への直接請求に必要な有権者の50分の1(約4万3000人)を超える約5万人分が集まった。東京は期間が2カ月で、8日現在有権者の50分の1(約21万4200人)の3分の1ほどの約7万8000人分にとどまっている。
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