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世田谷区、公共施設の電気を入札で 「脱原発」「脱東電」&節約も

1月 24th, 2012 | Posted by nanohana in 2 STOP 原発 | 2 アクション・選挙・住民投票 | 3 東電 電力会社 原子力産業 | 3 首長、自治体

産経新聞 2012.1.23

公共施設の電気についての競争入札制度を発表する保坂展人世田谷区長=23日、世田谷区役所

 東京都世田谷区は23日、区役所本庁舎などの区内公共施設111カ所の電気購入先について、平成24年度から東京電力だけでなく、特定電気供給事業者(PPS)を含めた競争入札にすると発表した。東京電力福島第1原発事故を受け「脱原発」を掲げている保坂展人区長は「東電だけが電気を供給できるのではなく、自由に電気を取引できる社会を進めたい」と述べた。電気購入の競争入札は多摩地区で導入例があるが、23区内では初という。

 現在、同区施設の電気供給は東京電力のみが行っている。17年の電気事業法改正で、供給電圧が6千ボルト以上、契約電力が50キロワット以上の高圧施設はPPSから電気を自由に購入できるようになった。しかしPPSはあまり普及せず、東電など一般電気事業者が独占的に電気を供給しているのが実情だ。

 このため、世田谷区は区役所本庁舎、総合支所、区民会館や区立小中学校などの電気を、PPSなどによる指名競争入札で供給させることにした。

 入札方法は、(1)CO2排出量が低い(2)工場などの廃熱を活用している(3)自然エネルギーへの積極的に取り組んでいる-など区独自の環境負荷低減基準を満たす事業者に入札参加資格を付与。2月下旬、111カ所を2グループに分け、グループごとの入札実施を検討している。契約は4月1日から1年間。
 区政策企画課によると、111施設の電気代は22年度で約6億7千万円。入札の導入で3%、2千万円程度節約できるという。

 現在、国内のPPS業者は約50社あり、大半は自前の火力発電所などで作った電気を販売している。

この記事は 産経新聞

 

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