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祝:九州に続き、四国でも全原発停止♪ 愛媛 伊方原発2号機停止へ 

1月 13th, 2012 | Posted by nanohana in 2 STOP 原発 | 4 他の原発全般

NHK 2012.1.13

愛媛県にある四国電力の伊方原子力発電所2号機では、定期検査のため原子炉を止める作業が13日夜から始まる予定で、停止すると四国の原発はすべてが止まり、全国でも全体の90%を超える原発が止まることになります。

四国電力は、伊方原発2号機でおよそ3か月間の定期検査に入るため、13日午後8時前から燃料の核分裂反応を抑えて出力を下げる作業を始める予定です。そして、原子炉の出力を徐々に低下させ、14日の午前1時半ごろに原子炉を停止させる予定です。伊方原発2号機の運転が止まると、四国の原発はすべてが止まることになります。一方で、四国電力は、伊方原発の3号機について、運転再開の判断の前提となる「ストレステスト」の結果を国に提出しています。しかし、審査の結果がいつ出るのか不透明なうえ、地元の愛媛県や伊方町は、東京電力福島第一原発の事故を受けた国の新たな安全基準が示されていないことなどから、運転再開を認めるかどうか判断できないとしています。伊方原発2号機が停止すると、国内の原発54基のうち合わせて49基が止まり、全体の90%を超える原発が停止することになります。

国内で停止している原発を電力会社別に見ますと、四国電力のほかに、東北電力、中部電力、北陸電力、九州電力、それに日本原子力発電の合わせて5社で、原子炉がすべて止まっています。一方、運転中の5基は、▽東京電力・柏崎刈羽原発5号機と▽中国電力・島根原発2号機が今月下旬に止まるほか、▽来月には、関西電力・高浜原発3号機が▽また3月には、柏崎刈羽原発6号機が停止し、▽残る北海道電力・泊原発3号機もことし春までに止まる見通しです。電力各社は、老朽化などで使っていなかった火力発電所を動かしたり、地域間で余った電力を融通しあったりして、冬の電力需要のピークを乗り切りたい考えです。しかし、電力の供給が厳しいとして、▽九州電力は来月3日まで5%、▽関西電力は3月23日まで10%、いずれも、家庭や企業に対して節電を要請しています。一方、止まっている原発については、電力各社が運転再開に向けて国に提出したストレステストの結果の審査が続いています。原子力安全・保安院は、関西電力の大飯原発3号機と4号機について今月中には審査をほぼ終えたうえで、IAEA=国際原子力機関から評価方法などについて助言を受けることにしています。また、運転を再開するためには地元自治体の了解が必要ですが、自治体の多くはこれまで再開に慎重な姿勢を示してきました。こうしたなか、政府は今月6日、原発の安全規制の見直しを発表し、重大な事故への対策や運転期間を原則40年に制限することを法律で義務づける方針を明らかにしていて、地元自治体が今後、再開についてどのような姿勢を示すのか注目されています。

 
この記事は NHK

 

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