2011.11.15
福島第1原発:民間事故調が発足 来年3月までに報告書
東京電力福島第1原発事故について民間の立場で問題点を調べる「福島原発事故独立検証委員会」が発足し、委員長の前科学技術振興機構理事長の北沢宏一・東京大名誉教授と、委員会を設立した財団法人理事長の船橋洋一・元朝日新聞主筆が15日、東京都内の日本記者クラブで会見した。財団法人はこの委員会発足のため9月に設立され、複数の民間企業が出資している。来年3月までに報告書を公表、夏には英語版も出版する。船橋氏は狙いについて「原子力ムラという言葉で何でも説明できる気になるが、それでは(経済産業省の)保安院や原子力安全委員会などが、どのケースでどうチェックしたのか説明できない。誰の判断で決定されたのか一つ一つ検証していく」と話した。市民参加型の検証を目指すとしてウェブサイト(http://rebuildjpn.org/fukushima/infobox)で情報提供を呼びかけている。
毎日新聞 2011年11月15日 23時04分
(続きを読む…)