福島原発事故 民間事故調査委員会が発足【情報提供を呼びかけ】
11月 16th, 2011 | Posted by in 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 隠蔽・情報操作と圧力 | 4 福島第一原発の状態2011.11.15
福島第1原発:民間事故調が発足 来年3月までに報告書
東京電力福島第1原発事故について民間の立場で問題点を調べる「福島原発事故独立検証委員会」が発足し、委員長の前科学技術振興機構理事長の北沢宏一・東京大名誉教授と、委員会を設立した財団法人理事長の船橋洋一・元朝日新聞主筆が15日、東京都内の日本記者クラブで会見した。財団法人はこの委員会発足のため9月に設立され、複数の民間企業が出資している。来年3月までに報告書を公表、夏には英語版も出版する。船橋氏は狙いについて「原子力ムラという言葉で何でも説明できる気になるが、それでは(経済産業省の)保安院や原子力安全委員会などが、どのケースでどうチェックしたのか説明できない。誰の判断で決定されたのか一つ一つ検証していく」と話した。市民参加型の検証を目指すとしてウェブサイト(http://rebuildjpn.org/fukushima/infobox)で情報提供を呼びかけている。
毎日新聞 2011年11月15日 23時04分
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福島原発事故独立検証委員会 HPより
民間事故調 - 福島原発事故に関わる情報提供のお願い
あなたも福島原発事故の検証プロジェクトに参加しませんか?
「この原発事故はいったい何だったのか」
「なぜこんな事故が起こってしまったのか」
「どうすれば、被害を最小限に食い止めることができたのか」
2011年3月11日に起きたこの原発事故については、政府、東京電力をはじめとする原子力関係者、国会ほか多くの検証が始まっています。しかし、 検証を行っている組織それぞれの立場や検証の目的がバラバラであることや、検証のプロセスが公開されていないことなどから、事故の全体像が見えない状況が 続いています。
我々は民間・独立という立場を活かして、市民の皆様と一緒に開かれた形での調査・分析を行って参りたいと考えております。この夏から始まりました 我々の事故検証作業につきましては、「結果」としての報告書の公開(2012年3月)と共に、どのような調査・分析を行ったのかという「プロセス」まで公 表する予定です。
今回「オープンな事故検証」の一環として、この「民間事故調」を立ち上げました。ここでは我々の調査において鍵となる「この事故の謎」や「これまで の研究を通じてどうしても解明できていない点」などについて随時お知らせし、皆様から関連情報をお寄せ頂きたく存じます。ぜひ当プロジェクトについて関心 をお持ち頂き、原発事故について「こんなことを知っている」「こういうことについて掘り下げて欲しい」などの情報提供をお願い致します。
福島原発事故の真実を明らかにするためのこの検証プロジェクトにぜひ市民の皆さんのお力をお貸しください。
情報をご提供頂きたいテーマ
- 避難に際して東電や自治体・国からの情報が錯綜していたと言われるが、実際の避難指示はどのように行われたのか
- ベントや避難について福島県や地元市町村、東電との調整はどのように行われたのか
- 地方公共団体(県、市町村)やファーストレスポンダー(消防、警察、自衛隊)、医療機関が連携するにあたり、一番障害となったのは何だったか
- 水素爆発が避けられなかった理由は何であったのか
- SPEEDIの公表の遅れに代表されるように、今回の事故では情報伝達がうまくいかなかったとの指摘があるが、どのような制度的・構造的問題があったのか
情報提供に当たってのお願い
- 提供頂く情報は一次情報(あなたが直接ご存じの情報)に限ります。
- 事実関係(いつ、誰が、誰に、どのような認識のもとに、何をしたか、何を言ったか。またその結果どうなったか。)について、可能な限り詳細にお知らせください。
- 事実関係をしっかり検証していく観点から、可能な限り、根拠となる資料((文書・電子メール等)も併せてご提出いただきますようお願いいたします。
- 情報提供をしていただける方は、可能な限り、氏名、住所、電話番号、メールアドレスをご記載ください。
- ご提供いただいた情報について、事実確認のため、こちらからご連絡させていただくこともございます。また、十分に情報が整わない場合や確認ができない場合には対応ができないこともある旨、あらかじめご了承ください。
情報提供者のプライバシー保護等について
- 情報提供された方の個人情報およびプライバシーの保護については、万全の措置を講じます。個人情報は事務局のみで管理し、委員会などプロジェクト内部であっても氏名や個人情報を外した形で使用致します。
- ご提供頂いた情報は、本プロジェクトの検証作業において必要な範囲でのみ適切に利用致します。 本プロジェクト以外の目的で使用することは一切ございません。
- 報告書その他でご提供いただいた情報をそのまま、または情報提供者が特定されるような方法で情報を使用することは一切ございません
- 情報をお寄せ頂いた方のうち、検証作業にてその情報を利用させて頂いた方には、事務局より情報の使途等につきましてご報告致します。
- 頂戴しました情報やご意見、お問い合わせ全てにはお返事できない場合がございます。その旨あらかじめご了承ください。
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