<枝野経産相>原発再稼働に前向き 「住民理解得る努力し」 一方で、「ゼロにしても大丈夫な状況を一刻も早く作る」
9月 13th, 2011 | Posted by in 2 停止原発の再稼働 | 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 政府の方針と対応毎日新聞 9月12日(月)22時3分配信
<枝野経産相>原発再稼働に前向き 「住民理解得る努力し」
野田佳彦首相は12日、東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な言動で引責辞任した鉢呂吉雄前経済産業相の後任に、枝野幸男前官房長官(47)を充てることを決めた。原子力経済被害担当相も兼務する。枝野氏は同日夜、持ち回り閣議と皇居での認証式を経て、正式に就任した。
藤村修官房長官は12日の記者会見で、枝野氏の起用について「即戦力で、震災以降の復旧・復興、福島県の(原発事故)問題に深く携わってきた実績も買われた」と説明。首相は菅前政権の官房長官として原子力政策やエネルギー問題に精通する枝野氏の起用で、政権運営への影響を最小限に抑えたい考えだ。
枝野氏は12日夜、経産省で会見し、定期検査で停止中の各原発について「安全性を確認しながら、住民の理解を得る努力をした上で稼働できる原発は再稼働する」との意向を表明。建設中または新規計画中の原発の稼働は「個別に判断する」と述べた。枝野氏は13日に福島県の佐藤雄平知事と面会し、経産相交代の経緯を説明する方向だ。【松尾良】
TBS 9月13日
枝野経産相「原発ゼロでも大丈夫に」
問題発言で引責辞任した鉢呂氏の後任となる枝野経済産業大臣が就任会見を行い、「原発ゼロでも大丈夫な状況を一刻も早く作る」と強調しました。
「(原発を)ゼロにしても大丈夫な状況を一刻も早く作る。原発がなくても日本の国民生活や産業が十分成り立つ状況を一刻も早く作る責任がある」(枝野幸男 新経産相)
枝野経済産業大臣はこのように述べた上で、原発を実際にゼロにするかどうかは国民的な議論をすべきだという考えを示しました。また、官房長官当時の、自主避難した福島の原発周辺の住民についても東京電力は補償すべき、という考えに変わりはないとしています。
このほか、東電の電気料金のあり方について検討する政府の第三者委員会の調査結果が、他の電力会社の料金設定に対しても影響するという考えを示しました。(13日00:57)
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枝野さんは菅総理なきあとの民主党でもっとも期待できる議員だ。原発事故当初落ち着いたコメントで国民にパニックを起こさせなかった人間の資質は非常時のリーダーとしてふさわしい。さわやかな弁舌も政治家としての大きな長所だ。
しかし事故から6ヶ月たった今求められているものは、パニックを起こさないことよりもどうすれば日本がこの危機を切り抜けられるかという大きな方針を示すことだ。その点では菅総理の方が優れていた。
核にたよる繁栄はないとアメリカもロシアも気づいている。気づかない日本とフランスが破滅への道をひた走る。ひとたび核分裂をおこせばあとは制御不能の破滅の道が待っている。若い政治家が若い国民を助けて欲しい。