怒 福島のどこに”線量が低い地域”があるのか!
時事通信 2011/05/31-22:43
「親の不安」「運動制限」を懸念=子供に悪影響と専門家-文科省
福島県内の児童・生徒の放射線対策や日常生活のあり方について、文部科学省は31日、専門家か ら意見を聞いた。親の不安が子供の心身に悪影響を及ぼしたり、運動制限が子供の発達にマイナスになったりする可能性があるなどとする意見が出された。意見 は公表し、保護者や学校関係者に情報提供する。
ヒアリングを開催したのは震災後初めてで、この日は児童精神医学などの専門家4人が招かれた。今後、公衆衛生や野外活動などの専門家からも意見を聞く。
日本小児心身医学会の田中英高医師は「放射線への注意も大事だが、保護者の過剰な不安が、子供の心身に影響を与えかねない」と指摘。「親の不安軽減が一番重要だ」との考えを示した。
「過剰に運動を制限することは子供の発達や発育にマイナスの影響を及ぼしかねない」と強調したのは、友添秀則早大スポーツ科学学術院教授。「精神面での弊 害や将来の生活習慣病リスクが高まる」として、線量が低い地域でも子供が運動する機会が減ることに懸念を示した。