人民新聞 2012.2.9
使用済核燃料再処理工場の高レベル廃液
原発再稼働に向けた準備が着々と進められている。原発を推進してきた原子力村のメンバーによって、ストレステスト、IAEA検査など、結論ありきのセレモニーが続く。
再稼働阻止は当面の重要課題だが、東海村と六ヶ所村再処理工場に貯蔵されている高レベル廃液の危険性は、まだ広く認知されていない。両施設は、いったん過酷事故に見舞われると福島事故をはるかに上回る放射性セシウムが放出される可能性がある。高レベル廃液は、全電源喪失等の事故により冷却できなくなると、自己崩壊熱で約40時間で沸騰し始め、水素爆発の可能性も指摘されている。
放射性廃液の環境放出事故防止に関わる質問状を提出した「三陸の海を放射能から守る岩手の会」世話人・永田文夫さんに電話インタビューした。(文責・編集部)
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人民新聞 2012.2.9