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六ケ所村の核燃再処理工場:米学者らが知事に要請、国際評価委設置を 「再処理は不必要」 /青森

1月 20th, 2012 | Posted by nanohana in 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 政府の方針と対応 | 4 他の原発全般 | 4 核廃棄物 がれき 汚泥 | 5 オピニオン

 2012.1.19

 各国の核物理学者らで作る「核分裂性物質に関する国際パネル」(IPFM)のメンバーら2人が17日、県庁を訪れ、六カ所村の使用済み核燃料再処理工場について、県が国際的な専門家の独立委員会を組織して安全性評価を行うよう三村申吾知事あてに要請した。

 パネルは核兵器やプルトニウムなど原料を監視する非営利組織。共同議長で米プリンストン大公共・国際問題教授の核物理学者、フランク・フォンヒッペル氏と米のNGO「資源・安全保障問題研究所」所長のゴードン・トンプソン氏が来日し要請した。

 要請書では、日本が使用済み核燃料を再処理している唯一の非核兵器保有国であることや、英国では既に再処理を放棄したことを指摘。「再処理は(費用が)高くつき、不必要で危険」としている。政府にも近く、再処理政策を放棄し、原発敷地内か、むつ市で建設中のような集中的貯蔵施設で、使用済み核燃料を中間貯蔵するよう要請するという。

 再処理工場では、完工前の最終試験に当たる高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の製造試験がトラブルのため08年に中断。福島第1原発事故後の緊急安全対策を三村知事が了承したことを受け、試験再開の準備作業が今月始まった。2月中にも実際の高レベル放射性廃液を使った試験が始まる見通しで、国際的にも関心が高まっている。【吉田勝】

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