数人の友人・知人から「27日の衆議院厚生労働委員会『放射線の健康への影響について』の参考人招致での児玉龍彦東大教授の裂帛の演説を聞いたか」と通報があり、あわててで視聴した。
この日の委員会では、何人かの放射能専門家が意見を述べているが、その中で圧倒的 に迫力があるのは、東大の医師で同大アイソトープセンター長でもある児玉で、熱量で見て広島原爆の29.6個分の放射線総量が漏出しているにもかかわら ず、政府の対応はその実状から余りにかけ離れていると怒りを込めて告発している。
不思議なのは、この内部被曝問題の第一人者の重大発言を翌日の新聞がほとんど1行も報じておらず、ネットで検索し直した限りでは、NHKが他の参考人陳述と並べて1〜2行、彼が陳述した事実を報じているだけで、それも中身はほとんど伝えていない。 (続きを読む…)