4月にはもう、ツイッター上に原発離婚という言葉が現れています。
「不安だ」と嘆くと、水道水をガブガブ飲みだす夫、「日本の技術を信じろ」と言う夫、「夏の冷房が大変だな」と心配する夫、「一年間浴びていい放射線量」について語る夫たちに、会話にならない! と女友だちから不安不満続出中です。原発離婚が増えるかもしれない。
とうとう、現実になっているようです。
3.11以来、子供を持つお母さんたちの不安は広がるばかり。福島はもちろん、東京でも、そして遠く九州や沖縄でさえお母さんたちは不安です。そして、そんなお母さんたちの不安から出発した行動力が、たくさんの子供たちを救ってきたのをnanohanaは見続けてきました。政府や東電が大事な情報を後出ししてくる中で、直感で先を行ったお母さんたちの行動力には頭が下がるばかりです。動いたことを良かった思っているお母さんたちがほとんどでしょう。動けなかったことを後悔している人の声もたくさん聞いてきました。
お母さんたちの行動力を一番制限してきたのは、家族や親族の反対でしょう。
「家族を説得するための情報」はnanohanaの中でも一番読まれているページの一つです。そして、読者の多くは女性です。
子供の危険を直感で感じ、子供のためなら、すべてを捨てても良いと決断できるお母さんの感性と、今まで通りの生活を守りたいというお父さんの考えはずっとぶつかり続けています。3.11が明らかにしたことの一つは、いざというときの女性の直感と行動力のすばらしさと、まだまだ、それにふたをし続ける日本の社会(あるいは男たち)の実態です。
nanohanaは、行動するお母さんたちがそんなふたにもめげずに、そしてなおかつ争わずに、周囲を”変容”していくお手伝いが出来たらと考えています。
東京新聞に、考えかたのすれ違いの果ての原発離婚が報じられています。
You can follow any responses to this entry through the You can leave a response, or trackback.