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福島県産米「安全宣言」撤回せず 知事「流通不検出米のみ」

12月 1st, 2011 | Posted by nanohana in 1 放射能汚染 | 1 汚染の拡散 | 1 食品 | 3 隠蔽・情報操作と圧力 | 3 首長、自治体

11月28日に、福島県は1050ベクレルの米が流通したと発表している。12月1日、県に問い合わせたが実際に購入してしまった人がおり、回収を呼びかけているが今のところ応答はないという。県の担当部署は流通の事実を認めている。
しかし知事は11月30日、「セシウム不検出のコメだけが流通しており、安全性は保たれている」と強弁、「安全宣言」を撤回しない上に、重ねて「安全」をアピールした。
以下、河北新報より
河北新報 2011.12.1
福島県産米が放射能汚染を受けていないとする県の安全宣言の後、県内3地区のコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出された問題で、佐藤雄平知事は30日の記者会見で「セシウム不検出のコメだけが流通しており、安全性は保たれている」と述べ、安全宣言を撤回する考えのないことを強調した。

佐藤知事は安全宣言後に基準値超えのコメが出たことについては「痛恨の極みで消費者に心配を掛けた」と陳謝した。
県は問題を受け、9~10月の予備検査と本検査のいずれかで微量でもセシウムが検出されたコメの生産農家の所在する28市町村149地区に全戸検査の対象を拡大することを決めた。対象農家は県内約65000戸の全農家の40%近い2万4730戸に上る。
本検査は1174地点で行われ、いずれのコメの検出量も基準値を下回り、県は10月、安全宣言を出した。検出量が限界値(5~10ベクレル)に満たない「不検出米」に限って流通させている。

河北新報

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