朝日新聞 2011年10月01日
JCO臨界事故で犠牲となった作業員に対し黙祷する村職員=東海村役場
臨時朝礼で、村職員に向かい「脱原発」を問いかける村上村長=東海村役場
東海村で村民ら600人以上が被曝(ひ・ばく)し作業員2人が死亡した核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」東海事業所 臨界事故から30日で12年。村上達也村長は村役場で臨時朝礼を開いた。福島第一原発の事故後、「脱原発」の姿勢を強めている村長は「半径30キロ圏に 100万人も住む地域に原発があっていいのか」「人に冷たく無能な国は原発など持つべきでない」などと厳しく批判した。
村上村長は約100人の職員とともに、2人の事故犠牲者を悼み黙祷(もく・とう)。福島第一原発事故について、「政府を含む原子力ムラの体質はJCO事故後も全く変わることなく、原発拡大路線を突き進み、ついに福島の事故を引き起こした」と指摘。
「私たちの子々孫々にわたる安全をどう保証してくれるのか、国に問いただしたい」と述べた。
朝日新聞
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こういうまともなリーダーがいるとほっとする。そうでない人はまだまだ多い。どっぷりつかった原発中毒、抜け出すのは大変だがやらねばならぬ子孫の為にも。