nanohanaでも「神奈川県の放射能汚染が懸念される瓦礫受入:事実上不可能に」で伝えたように、瓦礫を焼却した後の最終処分先である芦名が受入反対を表明したため、神奈川県の瓦礫受入が事実上不可能になったように見えたが、神奈川県はすでに別の処分場である、横浜市南本牧にある最終処分場を候補に決め、水面下で準備を進めていた。
2月2日の読売新聞の記事には、細野環境相がお忍びで横浜港運協会の藤木幸夫会長を訪ね、横浜市の林文子市長とともに面会した際、「がれきのことをよろしくお願いします」と言われ、「わかった、やろう」と応じたことを明らかにし、2月1日に横浜市内で開かれた黒岩知事の後援会発表式で、東日本大震災で発生したがれきについて、「横浜港でどう受け取るかやっているところだ」と挨拶をしたという。
地元の方はご存じかと思うが、藤木氏は、横浜、川崎、横須賀3港運協会を傘下に置く神奈川港運協会長も務める県経済界の有力者である。
続く、2月4日の読売新聞には、 がれき受け入れ 市が検討 という見出しで、南本牧処分場が候補になったと伝えている。
同日、朝日新聞では 震災がれき焼却灰埋め立て 港運協会長「横浜で」 という見出しで、藤木会長ががれき受け入れを「日本人としてやるべきことはやらないとならない」と述べていると伝えている。
同記事では、下水焼却灰を南本牧処分場に埋め立てる際には、藤木会長が反対していたことを伝えている。
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