東京新聞 2011.11.16
ナミアゲハ(JT生命誌研究館提供)
アゲハチョウが前足にある小さな毛状の器官で植物の「味」を見分け、幼虫が食べるミカン科の植物にだけ産卵する仕組みをJT生命誌研究館(大阪府)や大阪大、九州大などの国際チームが突き止め、15日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。
モンシロチョウも、幼虫の好物のキャベツを前足で味見しているとみられる。同研究館の尾崎克久研究員は「幼虫が食べる特定の植物に産卵しないと子孫を残せない。食べ物の変化によって昆虫が多様に進化したことの理解につながる」と話している。
(共同)
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