東京新聞 2011年9月16日 00時03分
約7千万年前の琥珀に閉じ込められた羽毛。どんな恐竜や鳥類のものかは不明。写真の横幅は約2ミリに相当(サイエンス提供) |
約7千万年前の白亜紀後期の恐竜や鳥類の羽毛が琥珀に閉じ込められているのをカナダの研究チームが発見し、16日付の米科学誌サイエンスに発表した。鳥類は恐竜から進化したと考えられており、チームは「羽毛の進化に関する貴重な資料だ」としている。
チームは、カナダ西部のアルバータ州で針葉樹の樹液が固まってできた琥珀4千個以上を調べ、さまざまな形状の羽毛11個を発見。どんな恐竜や鳥類かは不明 だが、恐竜の羽毛に似た繊維状の構造のものから、風切り羽のような現代の鳥類に近い羽毛まで、進化の段階がうかがえるという。
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