2011.12.17
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お元気ですか?私たちは沖縄に移住し、 父、 妹は茨城に残っています。
私は確実に被爆をしています。症状がかなりでています。主に甲状腺が腫れたり、鼻血 じんましん 免疫力低下などです。
自分でもびっくりするくらい体に異常が起きていて、あのまま茨城にいたら、近い将来 死んでいたかもと 沖縄の医師に言われました。
先生方は 公務員ですから、動けないことも、放射能について生徒に教えることができないのもよく分かっています。 様々な情報から真実を知った時、すごく苦しみました。もうすでに何人の人が死んでいるのか、ご存知ですか?私たちの世代が、あと10年後、それよりも早く ごっそりいなくなると言われています。
茨城にいる友達が心配で仕方ありません。ネットを通して、みんなに情報を流し ていますが、 今がよければいい どうせ子供産めないから、うちの親は公務員だから動けないなど将来に対して後ろ向きな考えばかりです。仕方ありません。高校生が事実を知っても、親に言え ず、不安な毎日を過ごすばかりです。だから その親に一番 放射能の怖さを伝えられるのは教師だと思いませんか? そのためにリスクはかなりあるかもしれません。それでも子供たちは 大人の宝物ではありませんか?今の子供たちを守れるのは大人しかいません。 残念ながら、国は子供の命より経済をとってしまいました。もし、将来 がんが増えて、国に あの時の放射能が原因だと 訴えても 因果関係なしといわれるでしょう。 原発が爆発したときの「 ただちに影響はない」、 ただちにですよ!将来はどうなのかです。
もし、今までどおり普通に暮らしていれば、将来苦しむことは、はっきりわ かっています。 私は今がよければいいなんて絶対に思いません。今 なんてどこでもできます。今いる場所によって将来が大きく変わるのです。私はこちらにきてよかったと本当に思います。 ですが、一番気掛かりは 茨城 関東 東北にいる子供たちの未来。本当に怖いです。誰も悪くありません。誰も責められません。 しいていうなら、国と東電。私たちは皆 被害者です。だからこそ、自分の命は自分で、子供の命は親で 守らなければいけないと思います。
先生 どうか放射能について真実を調べてください。どうかそれを たくさんの人に教えてあげてください。大事な生徒を守ってください。 そこからは、それぞれが決めることです。 茨城での食生活 空気感染に十分お気をつけてください。ありがとうございました。
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茨城県より9月に沖縄に移住した 高校一年の女子生徒さんの手紙です。 4月より自転車通学で水戸へ登校。往復で五キロ以上、 雨が降っても、傘ささないで半年近く通いました。体調不良が多くなり、大量鼻水 や鼻血、鼻血は1日に、二回から三回ふつうに出始め、首が腫れてのどが痛み、顔にむくみ、胸の上と腕に赤い大きな発疹も出ているそうです。
ネットを通して、茨城の同世代のみんなに呼びかけているそうですが、そちら から返ってくる答えが「のどが痛い」「鼻血が突然出る」「体が前より疲れやすくなっていてだるい」という体調不良を訴える友達が多くなっているそうです。 漠然とした不安を抱えている女の子たちが多いそうで、あきらめにも似た気持ちを彼女へ吐露してくることも多いといいます。
若い世代の女の子たちの中で、リアルにこうしたやり取りがされていることを知ると、この社会のあり方はどうすべきなのかと思います。
闘っていくしかないと、僕は思っています。
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私にも高校生の娘がいます。横浜の学校に通っていましたが、通信制で通わなくていい高校に転校しました。
高校生の女の子にこんな手紙を書かせている日本、その手紙に応えない「教育関係者」(個人の教師という意味でなく文科省や教育委員会)
公務員や教師だから、放射能の事が言えないと子どもが思っている。(思わせている)
公務員だからこそ、国民の命を守るため、きちんと情報を出し、必要な対策を取るのが仕事です。
教師だからこそ、子どもに生きるために必要な大事なこと、考えるための情報を提供するのが仕事でしょう?
情けなくないのかな?
この手紙の彼女に一言
>残念ながら、国は子供の命より経済をとってしまいました。
違うんです。経済を取るなら原発は不経済です。
彼らが取ったのは自分の利権、私財を肥やす事です。
茨城ではないけれど、除染の仕事を求めて、ついこの間、福島のいわきで野宿しているとき、荒んだ中・高生を肌で感じた。
ひとつは、片言で話すアジア系のねーちゃんとくっちゃべりながらテントのそばを通り過ぎた中学の悪ガキだ。「終わった!終わった!」ときちがいのように叫びながら通り過ぎていった。
もうひとつは、翌朝、野糞を終えて戻ってきたら、テントのそばで、制服姿のふたりの高校生が、マスクをしたまま盛りのついた犬みたいにあれのまっ最中だ。
行われていることはほんとうのことか?
やめろ、よそにいってやれ!といっても、やめやしない。
テントをたたみ、荷造りしてその場から逃げ、振り返ってみてもまだいちゃついていた。
汚染がひどくなるにつれて人心もますます荒んでいく。