【静岡】浜岡原発:吉田町の廃炉決議、30キロ圏で初 「町民の不安大きい」 藤枝市は「再稼働認めぬ」
12月 17th, 2011 | Posted by in 2 STOP 原発 | 2 停止原発の再稼働 | 3 首長、自治体 2011.12.17
16日、中部電力浜岡原発(御前崎市)から30キロ圏の自治体で初めて、浜岡原発の廃炉を求める意見書と決議を可決した吉田町。国に提出する意見書と意思表示として行った決議はほぼ同じ内容で「事故が起きれば故郷からの避難は避けられず、町民は極めて大きな不安を抱えている」と主張し、「再稼働をせず、速やかに廃炉すべきだ」と訴えている。【小玉沙織】
既に廃炉すべきだとの考えを表明している田村典彦町長は本会議終了後、記者団に「浜岡原発は町民の生命財産、企業の生産活動にも非常に不安を与える。不安を除去できない以上、吉田町から廃炉を訴えていきたい」と語った。
一方、「再稼働は認められない」との決議を可決した藤枝市議会。10~11月にかけて行った市議会のタウンミーティングで、市民から浜岡原発についての不安が多く寄せられ、決議案がまとめられたという。
しかし、藤枝市議会では「廃炉」や「永久停止」といった表現には踏み込まず、絶対的な安全対策を求めるにとどまった。舘正義市議は「そこまで議論が深まらなかった。まずは中電に安全対策を徹底的にやってもらいたい、という議会の姿勢を市民に示す必要があると考えた」と説明した。別の市議は「国の方針が定まっていない以上、一市議会がそこまで踏み込むのは難しいと思う」と話した。
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