西日本新聞 2011.12.8
避難者の交流の場として設けられた「ほっとカフェ」
東日本大震災の避難者たちで生活情報を交換したり、悩みを語ったりする交流スペース「ほっとカフェ」が7日、佐賀市兵庫町の市保健福祉会館(ほほえみ館)にオープンした。来年3月まで毎週水曜に利用可能で、主催する市福祉ボランティア協会は「避難者の方が楽しくおしゃべりして、ほっとひと息つける温かい場所にしたい」と利用を呼び掛けている。
避難者の支援イベントを続けている市福祉ボランティア協会などが、避難者のネットワークづくりのために企画。テーブルが8台ある同館2階のフリースペースを使用、同協会のメンバーや避難者が常駐し、コーヒーやお茶なども振る舞う。
市によると、7日現在市内に避難している被災者は43世帯109人。放射線の影響を懸念して、福島県郡山市から夫の実家がある佐賀市に避難した小川康子さん(35)は「避難者同士だからこそ分かり合えることも多い。積極的に利用します」と笑顔で話した。
=2011/12/08付 西日本新聞朝刊=
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