東武よみうりウェブ 2011.12.13
吉川市は、市民が自宅などを除染する際に参考になるよう11月29日に「放射性物質除染作業マニュアル」を策定し、冊子を希望者に配布している。同時に放射線測定器5台(総額約70万円分)を購入し、市民に貸し出すことにした。
除染マニュアルは市民ができる、放射線量の測定方法、除染作業の方法、除染作業で使用する用具類や作業時の服装、除染で発生した廃棄物の処理方法などをていねいに解説している。同市では「除染計画」の中で、放射線量の軽減を図る目安を毎時0・23マイクロ・シーベルト以上としている。しかし、確実な線量軽減のために0・19マイクロ・シーベルトを越える場所を除染していく。
放射線測定器は12月1日から市民への貸し出しを開始。個人は半日、自治会などの団体は1日使用できる。貸し出しの申し込みは月曜日から金曜日まで市役所環境課で行う。利用は土日祝日もでき、中央公民館で貸し出すことができる。費用は無料。
同市環境課では「公共施設などは市で除染を行います。自宅等で明らかに周りより毎時1マイクロ・シーベルト以上高いところを見つけたら、そこには踏み込まず、市の除染相談窓口に連絡してください」と呼びかけている。
<問い合わせ>吉川市環境課除染専用相談窓口TEL982・9698。
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