2011.12.10
原発稼働の是非をめぐる住民投票を目指し、署名を求めて訴える女性(中央右)=東京都渋谷区で2011年12月10日、三浦博之撮影
市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」が10日、原発の賛否を問う住民投票条例の制定を東京都と大阪市に求める署名活動を始めた。同団体は6月に発足し、俳優の山本太郎さん、漫画家のちばてつやさん、映画監督の小林聖太郎さんらが請求代表者に名前を連ねている。東京・渋谷で買い物客らに署名を呼びかけた小林さんは「これは反原発運動ではない。原発賛成派も反対派も一緒になって議論しあえる場をつくりたい」と話した。
条例制定を石原慎太郎都知事に直接請求するには、東京の有権者の50分の1(約21万4200人)以上の署名を2カ月以内に集める必要がある。署名が集まれば、知事が都議会に条例案を付議し、審議される。
石原知事は9日の記者会見で「開かれた社会ですから、人々がそれぞれ意見を述べるのは結構なこと。ただ放射能の問題はもうちょっと冷静になった方がいい」と述べた。【武内亮】
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