福島県知事 米の検査の不備を認め謝罪 二本松市長は怒りの会見
12月 8th, 2011 | Posted by in 1 放射能汚染 | 1 汚染の拡散 | 1 食品 | 3 隠蔽・情報操作と圧力 | 3 首長、自治体スポニチ 2011.12.8
基準値超えに福島知事謝罪 二本松市長は怒りの会見
福島県産米から国の暫定基準値を超える放射性セシウムの検出が相次いでいる問題を受け、佐藤雄平知事は8日「(コメの出荷の可否を判断する)モニタリン グ調査で一日も早く安全性を確認し、早期出荷に結び付けたいと思ったのも事実。結果として生産者、消費者に大変な心配をかけ痛恨の極みだ」と謝罪した。同 日の県災害対策本部会議で述べた。
知事は「空間放射線量の高い地域でのモニタリング方法について、多くの専門家の意見を聞く必要があったと反省している」と検査態勢の不備を認め、国や大学などと協力して基準値超えの原因究明を進める意向を示した。
福島、伊達両市に続き、7日に基準値超えが判明した二本松市では、三保恵一市長が記者会見。「これまで国や県には全袋検査を求めてきた。このようなことになり、憤りを感じる」と話した。
記者会見する福島県二本松市の三保恵一市長=8日午前、二本松市役所
三保市長によると、県による収穫後の本調査では旧渋川村の調査地点は28カ所。うち17カ所のコメは検出できず、残る11カ所のコメも1キログラム当たり最大42ベクレルだったという。
三保市長は「これまでやってきた調査では(高濃度のコメが)すり抜ける可能性があると感じていた」と述べ、全袋検査を迅速にできる機器の開発をメーカーサイドに働き掛けていくとしている。
スポニチ
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NHK 2011.12.8
福島 知事がコメ出荷見合わせ指示
福島県の佐藤知事は、県内で収穫されたコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが相次いで検 出されている問題で、これまでの検査について「もっと多くの専門家の意見を聞くべきだったと反省している」と述べ、現在行っている緊急の検査が終わるまで 検査対象のコメの出荷を見合わせるなどの対応を指示しました。
福島県産のコメを巡っては、ことし10月、佐藤知事が事実上の安全宣言をして、作付けが行われたす べての市町村で出荷が始まりましたが、7日、二本松市で新たに基準を超える放射性セシウムが検出されるなど、これまでに3つの市の5つの地区で基準を超え て検出されています。これについて、佐藤知事は8日午前の県の災害対策本部会議で、出荷を認める前に実施した検査について「県としてはできるかぎり綿密に 検査をしてきたつもりだが、今思うと、もっと多くの専門家の意見を聞くべきだったと反省している。結果として、生産者や消費者に迷惑をかけていることは痛 恨の極みで、大変申し訳なく思う」と述べました。そのうえで、佐藤知事は、福島県内の農家の3分の1に当たる2万5000戸余りを対象に行っている緊急の 検査が終わるまでは、対象のコメの出荷を見合わせるか、自主的な検査を徹底するよう関係部局に指示しました。
NHK
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