定期検査で休止中の2、3号機の運転再開問題が焦点になっている九州電力・玄海原発、
九電は原発の運転再開が出来なければ火力の燃料不足のため、電力が不足すると大々的に訴えてきましたが、
当の燃料の調達もとである石油連盟の天坊昭彦会長(出光興産会長)に、燃料の不足は起こらないと指摘されたりと、
電力不足をねつ造してでも、原発の運転を継続しようと躍起になっています。
その九電に、佐賀新聞が読者からの質問を募ってぶつけます。
佐賀新聞 6月5日
編集局長 富吉賢太郎
蒸し暑い日本の夏。これから本格的な夏場が思いやられます。官公庁や企業・事業所では先陣を切ってクールビズ。国民とて省エネ、節電の励行は当然なこと ですが、やはり気がかりは日本の電力事情です。東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故以来、世界に誇った日本の原発への信頼が揺らぎ、原子力発電 に対する不安や不信感が強くなっているからです。
原発の安全性と危険性、また必要か不要かを語るのはなかなか至難で、専門家の間でも真っ二つに意見が分かれています。しかし、原発を許容するのか、それ とも脱原発を選択するのか。それは将来にわたって私たちの暮らしに大きく関わってくるもので、難しい問題だからこそ正しく知り、理解しておかなければいけ ないのです。
夏場の電力不足を危ぶむ声がある一方で、「電力会社が電力不安をことさらに強調しているだけ」と言う人もいます。果たしてどうなのか、分からないことがいっぱいです。そこで九州電力の眞部利應社長にズバリ聞いて見ようと思います。
「佐賀新聞は九電から広告料をもらっているから本当の事を言えない、聞けないのでは…」などと思っている人がおられるかもしれませんが、それは心外なこ とで、そんなことありません。読者が今、九電に対し一番聞きたいことを教えてください。質問内容を精査し、私が読者に代わって眞部社長に答えてもらおうと 思います。
九電の玄海原発は今、定期検査で休止中の2、3号機の運転再開問題が焦点になっていますが、既に営業運転から30年を経過している1、2号機の今後、ま た中間貯蔵施設の構想など注視される懸案の事項がいろいろあります。そんなことも含めて聞いてみたいと思います。20日必着で皆さんの質問を簡潔にまとめ てぜひ送ってください。
宛先 〒840-8585 佐賀新聞社編集局 富吉賢太郎宛-で届きます。メールアドレスは、
住所、氏名、電話番号を明記してください。
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