食品の放射能を自主検査 八王子の有志が試行実施
11月 24th, 2011 | Posted by in 1 体への影響と防御 | 1 子供たちを守ろう | 1 測定 | 1 食品 | 2 アクション・選挙・住民投票東京新聞 2011.11.24
食品などに含まれる放射性物質を測定するメンバー=東京都八王子市で
福島第一原発事故を受けて、東京都八王子市民の有志が食品に含まれる放射性物質の自主検査に取り組み始めた。現在は一週間の試行実施中だが、今後はさらに微量の放射性物質も測定できる機器を導入し、年明けにも「市民測定室」の開設を目指す。 (加藤益丈)
同市内の子どもを持つ親らでつくる「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座」のメンバーらが始めた。市に給食食材の測定を求めてきたが、認められなかったため、機器を購入して自ら測定することにした。
試行実施ではドイツSEA社製の測定器ANNAを使用。一日十二検体を測定する計画で、初日の二十一日は十四検体を検査したところ、玄米や白米、野菜など食品八検体はすべて検出限界以下だった。
ただ、市内の幼稚園のクリスマス飾り用に採取されたコケを測定したところ、一キログラム当たり一八七〇ベクレルの放射性セシウムを検出した。持ち込んだ主婦(41)は「ショックだったが、使う前に分かってよかった」と複雑な表情を浮かべていた。
土から同一〇三ベクレルが検出された畑で、育てられた野菜からは検出されなかったことなどもあったという。メンバーの仲野敦子さんは「測ることで安心につながることもある」と話していた。
試行での測定の予約は終了しており、市民測定室開設までに再び試行実施するかどうかなどは未定という。問い合わせはメール==へ。同市民講座の情報はホームページ=http://843koza.info/=でも見られる。
(東京新聞)
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