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食品放射線 無料で検査 市民対象に宮崎市

11月 9th, 2011 | Posted by nanohana in 1 放射能汚染 | 1 汚染の拡散 | 1 食品 | 3 首長、自治体

西日本新聞 2011.11.9


市民向けの無料放射線測定を始めた宮崎市保健所
宮崎市は今月から、市民を対象に保健所に持ち込んだ食品や人体の無料放射線量検査を始めた。福島第1原発事故を受けて放射線への関心が高まる中、市民の不安を少しでも取り除こうと測定器を購入した。県内の自治体では初めての試み。

検査に使用するのは「サーベイメーター」という簡易測定器。肉や野菜、飲料水など食品からガンマ線を検出できる機器と、人体の表面の汚染を測定するために ベータ線を読み取る機器の二つを用意。食品用は、人の甲状腺の内部被ばくも測定可能だという。それぞれ54万円と32万円。

測定には食品 で700グラム以上、液体は2リットル以上が必要。結果は依頼から2、3日後に電話で伝える。国の暫定基準値(食品は1キログラム当たり500ベクレル、 牛乳・飲料水は同200ベクレル)のおおよそ半分以上の放射線量を測定した場合は、県衛生環境研究所のゲルマニウム半導体検出器で精密検査し、そこで基準 値以上の値が検出されれば、市が流通経路などを調査する。

8日現在、15件の問い合わせがあり、井戸水やコメ、トマトジュースなど7件を検査、全て基準値以下だった。骨董(こっとう)市で購入した空きビンや浄水器の検査を依頼した市民もいたという。

同市では原発事故後、市民から食品への汚染を不安視する声が多数寄せられたことから放射線測定機の導入を決定。当初は汚染物質が発見された際のモニタリン グ用として考えていたが、「少しでも安心してもらえれば」と市民からの依頼を受け付けることにした。業者からの依頼は受け付けていない。宮崎市保健 所=0985(29)4111。

=2011/11/09付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞

 

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