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汚染焼却灰使用のセメント会社、排水に多量のセシウムを垂れ流し 千葉県

11月 3rd, 2011 | Posted by nanohana in 未分類

各地で放射性物質に汚染された下水汚泥やがれきなどを安易に焼却することが行われていますが、その一つの結果としての放射能の不必要な拡散・環境汚染が明らかになりました。

千葉県のセメント会社が、セメント原料に汚染焼却灰を使用。1キロあたり1000ベクレル超と高度汚染された放射性排水を東京湾に1万3000トンも垂れ流しにしていたことが判明。

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毎日新聞 2011.11.3

放射性物質:排水からセシウム 焼却灰利用のセメント会社

千葉県は2日、焼却灰を再利用しセメントを製造する「市原エコセメント」(同県市原市)が東京湾に流した排水から、1キロあたり 1054~1103ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。国が示した目安の14~15倍。県の要請を受け、同社は同日午後、排水を停止したが、 東京湾には1日平均約300トン、9~10月だけで推計約1万3200トンが流されたという。県は海水の調査を始めた。

県によると、10月28日に同社から、自主的な測定結果として、放射性セシウムが9月15日に同1103ベクレル、10月11日に同1054ベク レル検出されたと報告があった。放射性物質の測定や報告を義務付ける法令はないが、目安を超えているため、県は2度にわたり、同社に排水停止を求めた。同 社は現在、県内から焼却灰など年約3万数千トンを受け入れるが、再開のめどが立たず、ごみの焼却業務への影響も懸念される。

汚染を確認しながら、排水を続けた理由を同社は「確かな法令基準がなく判断できなかった。焼却灰の行き場がなくなるので、受け入れも断れなかった。指導に従い、最善の対処をしたい」と説明している。【斎藤有香、味澤由妃】

 

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