NHK NEWS 2011.11.01
復水器真空度の異常の発生に伴い原子炉が自動停止した玄海原発4号機について、九州電力は、数日後の運転再開に向けて、先月31日夜から準備作業に入ったことを明らかにしました。東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、トラブルや定期検査で止まった国内の原発で運転を再開したケースはなく、周辺の自治体から反発が出ることも予想されます。
玄海原発の4号機は、先月4日、タービンを回した蒸気を水に戻す「復水器」と呼ばれる設備で内部の圧力が通常より高くなり、原子炉が自動停止しました。九州電力は、運転中にもかかわらず、停止中とほぼ同じ手順書を誤って使っていたことが原因だとする報告をまとめ、先月31日、原子力安全・保安院から「報告と対策はおおむね妥当だ」とする評価を受けました。これを受けて九州電力は、4号機の運転再開に向けて、31日夜から準備作業を始めたことを明らかにしました。運転再開までに数日かかるということです。国は定期検査で止まった原発の運転再開については、新たな安全評価「ストレステスト」の実施を義務づけていますが、トラブルで止まった4号機は対象になっていません。九州電力は、これまで再開前に地元の理解を得たいとしていましたが、「今回のトラブルは自治体と結んだ『安全協定』で事前了解が必要な項目には当たらず、みずからの判断で決めた」と説明しています。
現在九州電力前では、再稼働に反対する緊急抗議行動が行われている。
再稼働反対の要望を伝えましょう。
◆九州電力 本店 092-761-3031
◆玄海町役場 0955-52-2111
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