さんが 2011/04/30 にアップロード
下記の方法では放射能汚染状況を具体的な数値(Bq/kg)で知る事は出来ませんが、その検体(野菜)が汚染されているかどうかを知る目安にはなると思います。
この ” カゴメ こくみトマト ラウンド ” では放射能汚染は検出されませんでした。
GM(ガイガーミューラ)管式(通称ガイガーカウンタ)は低線量域での感度が良くないので、規制値付近の放射能汚染チェックには適していません。
シンチレーション式サーベイメータで簡易的に放射能汚染検査をする具体的な方法は
1)まず対象物を遠ざけた位置で空間線量率を測定する。(バックグラウンド線量率の測定)
2)対象物の上に計測器のセンサを当て1分待ち、その数値から 1)で計測したバックグラウンド線量値を減算する。
その差が検査対象物の放射能汚染度を表す事になりますが、空間線量の多い場所で計測すると、バックグラウンド線量に隠れてしまい、その検体の放射線量が検知できなくなってしまうので、出来る限り空間線量の少ない場所で測定する事が必要です。
#ここでGM管式の最小計測単位0.01μSV/hとシンチレーション式の同0.001μSv/hの違いが出てくる訳です。
下記の厚生労働省の【緊急時における食品の放射能測定マニュアル】に依ると
バックグラウンドの値より20%以上の差が有るなら、放射能汚染の可能性があるので要精密検査と書かれています。(同文書6ページ下部抜粋要約)
信頼の置ける日本製で比較的低価格なシンチレーション式サーベイメータはここらでしょうか?
【堀場製作所製 PA-1000Radi】
http://www.horiba.com/jp/scientific/products-jp/scintillation-detectors/detai…
この機種は日産自動車が輸出用車両のチェックするのにも使用されています。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110422/biz11042214570029-n1.htm
【日立アロカメディカルPDR-111】
http://www.aloka.co.jp/products/data/radiation-002-PDR-111
測定方法など、詳しくはここらをご参考にして下さい。
【環境放射線の測定法 (09-01-05-03) 】
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-05-03
【緊急時における食品の放射能測定マニュアル】
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
ガイガーカウンタ ウクライナ製ECOTEST社TERRA とシンチレーション式サーベイメータ 堀場製作所 PA-1000 Radi の動作比較はこちらです。
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●「野田首相、インドとの原子力協力推進の意向」(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111030-OYT1T00011.htm
●「野田首相、ベトナムと原発輸出正式合意へ」(毎日新聞)
野田首相は先日の所信表明で「出来る限り原発に依存しない社会を目指す」と宣言していた筈なのに、おかしいですね。
●「野田首相、TPP交渉参加の意向固める」(FNNニュース)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00210525.html
原発の問題と「TPP」の問題は根っこが同じです。どちらも一部の人間の「目先のカネ(利益)」のために、多くの人たちの「暮らしを犠牲」にするものだからです。
また、マスコミはスポンサー様の意向に従うために「原発を推進」してきたのと、まったく同じように「TPP推進」をしています。