放射性物質:食品規制値「厳しく」 暫定年5ミリシーベルト見直し--厚労相
10月 22nd, 2011 | Posted by in 1 体への影響と防御 | 1 子供たちを守ろう | 1 放射能汚染 | 1 食品 | 3 政府の方針と対応毎日新聞 2011.10.22
小宮山洋子厚生労働相は21日の閣議後会見で、食品中の放射性物質の暫定規制値見直しに関し、「今よりさらに食品の安全性を確保する必要があると考えており、厳しくなると思う」との見通しを示した。
原発事故直後に設定された現在の暫定規制値は、放射性セシウムの被ばく上限を年間5ミリシーベルトとした上で、日本人の平均摂取量などを参考に、五つの食品群に1ミリシーベルトずつ振り分け、放射能の強さを表す単位のベクレルで算定されている。小宮山氏は「緊急時のものなので現在の状況を踏まえた新たな規制値を設定する」と説明。国際放射線防護委員会(ICRP)は、平常時の一般人の被ばく限度を年間1ミリシーベルトとしている。
厚労省から放射性物質のリスク評価を依頼されている内閣府の食品安全委員会は近く、同省に評価結果を答申。これを受け、厚労省は今月31日に審議会を開き、年内にも新たな規制値案をまとめる。
主な論点は(1)セシウムの上限5ミリシーベルトが妥当か(2)「野菜類」「飲料水」など食品分類の見直しの必要性(3)乳幼児用基準の新設--で、文部科学省の放射線審議会にも諮問したうえで、正式な規制値を設定する。【佐々木洋】
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