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年間被爆限度1ミリシーベルトは達成困難 緩和を提言 放射線審議会基本部会

10月 6th, 2011 | Posted by nanohana in 1 体への影響と防御 | 1 放射能汚染 | 3 政府の方針と対応

こんなご都合主義の基準緩和は許されない。
国難に国民があえいでいるのに、安心感ではなくさらなるストレスを与え続けるこの国をどう考えればいいのだろう?

共同通信 10月6日

被ばく線量、緩和認める 放射線審議会が提言へ

東京電力福島第1原発事故を受け、今後の被ばく線量基準の在り方を検討している国の放射線審議会の基本部会が、平常時の一般住民の被ばく線量限度とされる年1ミリシーベルトを達成することは当面困難と判断、緩和を認める方針であることが5日分かった。年1ミリシーベルトを超え20ミリシーベルト未満の「中間目標」の設定が可能とする提言を近くまとめる。事故後の混乱の中、相次いで決まった食品や土壌などの暫定基準値は、整合性を取る見直し作業が早急に必要とされており、基本部会の提言を参考に作業が進められる。ただ緩和水準によっては批判を浴び、作業に時間がかかることも予想される。

共同通信

 

。。。10月5日

【文字起こしUP】小出氏:放射線審議会基本部会、一般市民の年間1mSv見直し提言について@たねまき

正直に申し上げます。
これが通ってしまったら、全てなかったことになります。
起こしながら、心臓が飛びでそうでした。

どうしたら止められるでしょう。

20111005 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

【以下、お時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】
東京には近藤さんです。
まず、私たち一般の住民が一年間にどれだけの被曝をしてもいいと国が定めているかという、この数字についてのニュースから伺いたいと思います。
被曝線量の基準を検討している国の放射線審議会基本部会というところがあります。
ここは、一般の住民の被曝線量の限度の数字を変えようとしているらしい。そんなお話が出てきました。
これは、小出先生がいつもおっしゃる、一般の住民は、年間1mSvまででしたよね?
(小出氏)そうです。

そうですね。
被曝線量の限度は年間1mSvでしたね。
ところがですね、この基本部会は、この1mSvについて、
「達成することは当面困難だ」と判断しまして、どうするかといいますと、20mSvから1mSvの間で限度を緩和した、緩めた中間目標の設定を認める提言を近くする方針だという話が伝わってきました。
まずは、小出さんの感想を聞かせてください。
(小出氏)はぁ・・・・。
まずは、呆れました。
ただし、今現在福島を中心として、1mSvを守ろうとすれば、膨大な土地を放棄しなければもうできないという現実は、確かにあります。ですから、その現実の中で「もうどうしようもないから」と言って、国の方は、国民に被曝を強制するという方針に打って出たということですね。

小出さんは、この広大な土地を捨てなければいけないくらいの被曝であるということは、事故直後からずっとおっしゃってきました。
(小出氏)そうです。

ただ、年間1mSvを守るというのが、国の定めなんだから、これを無視するのは法治国家ではないとおっしゃっておりましたよね。
(小出氏)多分、そう論理的な帰結でいけばそうなるしかないと思ってきました。

「その法を守ることができないから、じゃあ今度は法を変えちゃえ」ということですよね?簡単に言ったら?
(小出氏)そうですね。それが法治国家という国のやることなのかどうか、私にはよくわかりませんが、随分身勝手な国だなと思います。

これは、具体的にどのような目標数値になってくるか、いろいろあると思いますが、例えばこの一番大きな数字であります、20mSvというものを年間の限度に定めたとしましょう。
どういうことになるんですか? ・・・

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