“廃炉まで100年”福島に突きつけられる覚悟 チェルノブイリが教える現実 最終回 —彼の地は25年経った今も 「石棺作業」に追われていた
10月 1st, 2011 | Posted by in 未分類現代ビジネス フライデー 10月1日
9月16日、福島第一原発から5km圏内から撮影した。建屋カバーの作業だろう。複数のクレーン車が見えた〔PHOTO〕郡山総一郎
福島第一原発から20km圏内に向かう途中、人気のない幹線道路を防護服姿の男性が一人で黙々と歩いていた
「フクシマでは、原発作業員はどのぐらい給料をもらってるんだい?」
チェルノブイリ原発から約10km離れた作業員専用の宿舎。その食堂で、30代の作業員が興味津々の様子で聞いてきた。
「普通の建設作業員と大差ないと思う」
記者がそう答えると、目を剝いた。
福島第一原発の1号機の建屋カバーの取り付け作業が本格化した。3号機では建屋上の瓦礫撤去も始まった 東京電力提供
「えっ!? そんなんじゃ人は集まらないだろう。俺たちの年収は、ウクライナの普通の労働者の2倍だぜ!」
作業員は自慢げにそう言った。
事故から25年経った今も、チェルノブイリ原発では、作業員や技術者、研究者が数百人単位で働いている。放射線量を監視し、老朽化した施設を補修し、廃炉作業を進めるためだ。
作業員は、明日も爆発事故を起こした4号機の補修作業があるのだという。不気味にそびえる排気塔は、福島第一原発の未来を暗示しているのか—。
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