学校放射線基準の見直し要求=専門家、健康調査も提案-参院委
5月 27th, 2011 | Posted by in 1 体への影響と防御 | 1 放射能汚染 | 1 福島を救え | 3 政府の方針と対応時事通信(2011/05/27-18:50)
参院予算委員会は27日午後、福島第1原発事故をめぐり専門家への参考人質疑を行った。政府が福島県内の学校の屋外活動に関する放射線量基準を年間20 ミリシーベルトに設定していることについて、矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授(計測工学)は「安全な値ではない。子供の成長に取り返しのつかないダメージを与え る」と述べ、早急に見直すよう求めた。
柴田義貞長崎大特任教授(放射線疫学)は、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後に甲状腺がんの発症が多く見られたことを指摘した上で、福島で住民の健康への影響を調査するよう提案。「国立の施設を造り、国際協力も得ながら、恒常的に追跡しなければならない」と強調した。
一方、事故の初動対応に関し、石川迪夫日本原子力技術協会最高顧問(原子力工学)は「最も状況を分かっているのは原発の所長だが、首相官邸にお伺いを立てないといけない体制にあったことが(混乱の)一番の根源だ」と批判した。
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