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各社の牛乳産地と放射能検査の現状

6月 2nd, 2011 | Posted by nanohana in 1 体への影響と防御 | 1 放射能汚染 | 1 食品

放射能が濃縮されやすいと言われる牛乳、ツイッター上ではいろいろな情報が飛び交っています。
特にやり玉に挙げられているのが雪印メグミルクですが、じっさいのところ牛乳の安全性はどうなのか?
そんな疑問に答えて乳業各社に独自の電話調査をしているサイトがあります。牛乳好き必見です。

テッペイの森 電話で聞いてみました 各社の牛乳産地と放射能検査

雪印をはじめ、明治乳業、森永乳業、協同乳業、小岩井乳業に次の質問をして、各社の回答を掲載しています。

(1)製造段階で御社独自に放射能検査をしているか
(2)福島産の原乳を使用した牛乳はあるか

また、調査の結果を次のようにまとめています。
・どの乳業会社でも、独自の放射能検査はしていなかったし、する予定もない

・福島産牛乳を使用していたのは、雪印、小岩井(一部乳飲料)のみ。

・明治乳業、森永乳業も、事故で東北工場が動かないから「使用できない」のが現状であり、何かポリシーがあって使用していないわけではない。

・「どうしても福島産は避けたい」という人は、協同なら絶対に避けることができるし、30ベクレルという自社基準もある

・福島産を使用している雪印、小岩井にしても、富里工場や「小岩井フルーツ」などの乳飲料に使用が限られている。

・メグミルクはパック上部を見ると、どこの工場から出荷されたものか分かるようになっている

・「福島県産じゃなければいいのか」という問題もある。

さらに追記としてストロンチウムにふれ

・社が独自検査をしていない場合、各県のクーラーステーションに集まった原乳を県機関が検査するのですが、残念ながらその検査には骨ガンや白血病を引き起こすストロンチウム90の測定が含まれていません。よってどのメーカーも安全とは言えません。

・ストロンチウムは炉内から揮発しにく く、セシウムと比べると格段に放出量が小さい。しかし、骨に蓄積され、排出されにくいから体内半減期がずっと長く、エネルギーも高いので、摂取してしまう と影響が大きい。ベータ線源であり正確な測定に手間がかかり、現状ではやっと検出体制が起動した段階のようだ。

とした上で、

原発事故が起きれば、究極、安全な食べ物などありません。安全な食べ物が食べたい、子どもに安全な食べ物を食べさせたいなら、原発事故をなくすしかありま せん。原発事故をなくすには、原発をなくすしか方法がない。可能な限り安全な「目先の食べ物」を確保することも、子どもを守るためには大事なことだと思い ますが、それだけでは子どもを守れません。自分の子どもに限らず、子どもやその孫の世代に、どんな国、世界を残していけるか、そのために今、自分たちに何 ができるかだと、ぼくは思っています。

と結んでいます。

調査ご苦労様です。

 

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