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家畜飼料の規制値は300ベクレル/kg 人間より安全なものを食べてはいるものの、家畜の二次汚染が気がかり (人様の食料基準が家畜以下なのも、それはそれで納得いきません)

9月 1st, 2011 | Posted by nanohana in 1 放射能汚染 | 1 食品 | 3 政府の方針と対応

家畜飼料のセシウム汚染の暫定規制値は300ベクレル/kg と決められているそうです。

実際に、福島産の飼料用とうもろこし等のサンプリング検査が行われて、暫定規制値を下回ったので飼料として給与可能になったというsecurity.jpの記事があります。

「福島県農林水産部が東京電力福島第一原子力発電所事故後に作付された単年生畑飼料作物(飼料用トウモロコシ等)についての、緊急時モニタリング検査の結果を公表している。
採材日は平成23年7月28日,8月17日,8月18日。
伊達、福島・川俣、須賀川、石川郡、相馬、いわき、会津地方の7地域で採取したもの。
検査の結果、いわき市で101ベクレル、須賀川市で117ベクレル、伊達市で83ベクレル、福島市で50~66ベクレルの放射性セシウムが検出されている ものの、飼料中の放射性セシウム暫定許容値は1kg当たりの最大値(対象=牛、馬、豚等)が300ベクレルであるため、単年生畑飼料作物の給与が可能と なった。」

家畜用の飼料は輸入の配合飼料が多いと聞きますが、先日汚染された稲わらを与えられた牛が問題になったように、配合飼料だけではないようです。

300ベクレル以下とはいえ汚染された飼料を与えられた家畜は、福島原発事故の汚染地域外でも二次汚染されます。

このような飼料の流通が許されている限り、全国の家畜が汚染されてしまう可能性が否定できません。風評被害といって大騒ぎする割には、こうした本来汚染される必要のない地域にまで汚染を拡大してしまうようなやり方に無頓着な、国の方針に矛盾を感じます。

そしてもう一つ、わたしたち人間の食料基準が家畜以下というのも、なんとも納得のいかない話です。



 

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