東京都 下水汚泥の焼却で行方不明になる放射能、一日3億9000万ベクレル
8月 27th, 2011 | Posted by in 1 放射能汚染 | 3 政府の方針と対応 | 4 核廃棄物 がれき 汚泥高い放射線量が問題になっている下水汚泥ですが、その処理の現状を詳細に検証したレポートがあります。
東京都の場合、下水道処理施設で発生する下水汚泥全体の放射能量は一日約21億5000万ベクレル。これを脱水・焼却処理した後の焼却灰の放射能量は17億6000万ベクレル。差し引き一日あたり3億9000万ベクレル(全体の18%)が汚泥処理過程で行方不明になっており、環境中に放出されていると考えられます。実際に施設周辺で高い放射能が検出されており、二次汚染が懸念されています。
下水汚泥の処理の問題点は、一般の焼却施設で放射能汚染物を焼却しているところにあります。このような施設は通常の集塵フィルター(バグフィルター)を備えているだけで、放射能を排出させないための特別の設備を持っていません。
現在放射能汚染された震災がれきの処理がはじまろうとしていますが、このがれき焼却も下水汚泥の処理に準じており、同様の二次汚染が懸念されます。
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どうなる放射能汚染物の処理
詳細なレポートです。
【1】すべては燃やしてからで本当によいのか下水汚泥の処理で
原子力災害対策本部が公表した「放射性物質が検出された上下水処理等副次産物の当面の取扱いに関する考え方」によると、何を燃やしてもよいことに
【2】下水道施設から“二次汚染”の懸念
江東区の東部スラッジプラントを中心に荒川に沿って北上するエリアで高い放射線量を確認されている。処理施設となりの運動場の土からは放射線管理区域と同じレベルの1m2あたり23万ベクレルの放射性セシウムを検出
【3】南部スラッジプラントでも飛散の可能性
大田区の南部スラッジプラントの煙突付近では最大で毎時2.58マイクロシーベルトを記録。
【4】“原発並み”の放射能抱える東京の下水道施設
一日の放出量3億9000万ベクレルは原発や核処理施設なみ
【5】次々明らかになる「安全」のウソ
水増しデータで“安全”を演出
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