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週刊朝日記者が体験、体内から「まさかの」セシウムこれがホールボディー検査だ!

8月 13th, 2011 | Posted by nanohana in 1 体への影響と防御 | 1 放射能汚染

これがホールボディー検査だ!

週刊朝日2011年8月5日号配信

野球の世界大会でもなければ、ボクシングのタイトルでもない。いまや「WBC」といえば、内部被曝量を測定できるという「ホールボディーカウンター」(全身測定装置)を指す。「検査を受けたい」という一般市民の希望がなかなか実現しないなか、まずは福島で現地取材をしてきた記者自ら検査を体験してみることにした。

「パンツは脱がなくていいですから。ちょっと情けない格好になりますが、これに着替えてください」

言われるまま、シャワー付きの狭い更衣室でシャツとズボン、靴下を脱ぐ。代わりに緑色の検査衣をはおり、スリッパをはく。スリッパには、ここが放射線管理区域であることを示す三つ葉マークが記されている。頭にはシャワーキャップのようなものをかぶった。

「中央からつり下がっているのが検出器です。ぶつからないように注意して、そこに寝てください」

白衣を着た技術職員が事務的な口調で言う。

「顔をかくぐらいならいいですけど、じっとしててください。今から扉を閉めますが、モニターで中の様子は監視しています」

背もたれに身を預け、天井に目をやる。確かにカメラがこちらを向いている。厚さ15センチはあろうかという鉄製の重い扉が、外側から徐々に閉まっていく。中の明るさはそのままで、密閉された空間にひとり、取り残される。外から聞こえる話し声はぼんやりとして、何を話しているかまではわからない。

閉所恐怖症でなくてよかったな。そんなことを思いながら、記者(38)の検査は始まった・・・

この記事は 週刊朝日談「DAN」

 



 

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