福島原発震災 チェルノブイリの教訓(13)
ダイヤモンド・オンライン 特別レポート
第185回 2011年7月20日
坪井賢一 [ダイヤモンド社論説委員]
千葉県の東葛地域6市(松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ヶ谷)の空間放射線量がほかの関東各地より一桁高いことはすでによく知られている。
野田市だけが市独自の放射線量限度を決め、対策を打ち出している。「独自」とはいっても、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告である一般公衆の被曝限度1mSv/y(年間積算量1ミリシーベルト)を基準にし、文科省が「1日8時間屋外にいる」という仮説で割り返した0.19μSv/h(毎時マイクロシーベルト)を限度としたもので、制度上もっとも妥当な方策である。
ほかの関東の自治体は「国の問題だから、国が基準を設けるべきだ」として一向に動こうとしていなかった・・・
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