この一週間、ニュースはセシウム汚染牛の話ばかりである。
言わせてもらおう。「何をいまさら」、これが今頃になって大騒ぎしている政府やマスコミに捧げる一言だ。
テレビや新聞の報道の根拠は、枝野幸男官房長官が自身の記者会見で繰り返し語っていたことと何ら大差ない。その政府発表を、無批判に垂れ流した大手メディアは、結果、肉牛の放射能汚染を拡大させる行政の不作為に加担してしまったのである。
それにしてもなぜ牛ばかりなのか。果たして私たちは肉牛の汚染だけを論じ、そして案じていればいいのだろうか。
この記事はこちら ダイヤモンドオンライン週刊 上杉 隆 7月21日
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