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首都圏58カ所 人気海水浴場の放射線量測ってみた 【日刊ゲンダイ独自調査第2弾】

7月 2nd, 2011 | Posted by nanohana in 1 放射能汚染

日刊ゲンダイ 2011年7月1日 掲載

とりあえず安心でも近づかない方がいい場所がある

7月に入り、海水浴シーズンだが、今年は原発の影響が心配だ。小さい子どもを連れて、海に行っても大丈夫なのか。そこで、本紙独自調査第2弾として首都圏の有名海水浴場の放射線量を片っ端から測ってみた。

調査日は6月24~27日。ガイガーカウンターを持ち、被災地取材を経験している取材記者3人と本紙編集部で一斉調査し、それぞれの機器の誤差を修正したうえで表にまとめた。今回のポイントはこうだ。
「海水そのものの汚染度は、福島から南下するにつれて低くなると考えられます。ただし、波打ち際は注意する必要がある。雨や海水、河口から流れた放射性物 質が集まり、高い数値が出る可能性があるからです。波打ち際から内陸に入り、排水、下水が流れているところ、岸壁直下も観測ポイントです。高い線量が出た 場合、海岸が河口からどれくらい遠いのかを見てください。河口から離れていれば、海水の影響だし、河口付近であれば、福島の陸から川に入り海に流れ込んだ 可能性が高いため、川を調べる必要も出てくるのです」(元立教大学理学部教授の佐々木研一氏)
海水浴場の選定は都心から交通アクセスが比較的良く、海水浴場として人気の場所を中心にした。
さて、表を見て欲しい。全体的に放射線量は低く、ひと安心ともいえる。茨城県内の海水浴場を担当したフリーライターの渋井哲也氏はこう総括した。
「基本的にどの海水浴場も風が強く吹いているためか、空間線量はそれほど高くありませんでした。防波堤がある海水浴場では、その付近は高かった。防波堤は 陸側の方が高く出ました。また海水浴場でも、風が強く当たらない地形のところは数値が高い傾向が見られました。虫がいたりする場所はより高い数値が出るこ とがあり、日立市の伊師浜海水浴場で毎時1マイクロシーベルトを超えた地点はまさにそうでした」
銚子漁港から房総半島南端付近まではフリーライターの西牟田靖氏が担当した。
「銚子漁港やその近くにある海鹿島海水浴場付近は0.11から0.13マイクロシーベルト。東京23区西部並みです。さらに南下していくと線量は徐々に減 少しました。南千倉海水浴場の波打ち際では0.06マイクロシーベルト。ボウフラの生息地になっている潮だまり、松を中心とした防風林、家の雨樋、屋外 シャワーの排水溝などは砂浜の空間線量よりも高めでした」
南房総・内房方面の海水浴場はどうか。
「目立って高いスポットは、ほとんど見つからなかった。ただし、波左間海水浴場にある海の家では、雨樋の下の砂の上で毎時0.4マイクロシーベルトを計 測。この地点だけが周囲と比べて4~8倍の線量でした。千葉県は海水浴場の水質検査をして『すべての海水浴場において、放射能は検出されていない』と発表 しているが、砂浜や施設周辺の土などの検査結果は発表していない。『海水だけではなく砂浜も調査して発表してくれればいいのに』と話す親子に会いました が、もっともです」(南房総・内房を調査したフリーライター・藤倉善郎氏)
本紙編集部が調査した神奈川の海水浴場は、0.1マイクロシーベルトを超えるところがほとんどだったが、それでもあまり高くはなかった。
本紙は今後も引き続き調査を継続します。読者の情報もお待ちしています。http://gendai.net/


”光ファイバーの特徴”

 

 

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