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警告 セシウムで甲状腺癌がん

6月 24th, 2011 | Posted by nanohana in 1 体への影響と防御 | 1 広島・長崎・チェルノブイリ 他

阿修羅掲示板に米国科学アカデミーの論文の要旨がのっている。セシウムが甲状腺、副腎、膵臓ほかに多く蓄積するという内容。これまで筋肉に蓄積すると言われてきたが、もっと体中の臓器への蓄積を警戒した方が良さそうだ。とりわけ甲状腺への蓄積量が高い。甲状腺ガンの原因はヨウ素だけではないのかも知れない。(nanohana)

阿修羅掲示板 投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 6 月 23 日 23:48:16: trv0OrkwFmReI

米国科学アカデミーのチェルノブイリに関する報告書を読んでいたら、戦慄すべき研究結果を見つけた。同書の299ページの表12.8がそれだ。重要だと思われるので転記する。Bandazhevsky(2003年)の論文(注2)によると、(チェルノブイリ近くの)ゴメリ州で1997年に検死された子供56人の部位別セシウム137の蓄積量(ベクレル/kg)は以下であった。

甲状腺 2054±288
副腎  1576±290
すい臓 1359±350
胸腺  930±278
骨格筋 902±234
脾臓  608±109
心臓  478±106
肝臓  347±61

現在日本中で、半減期が8日ほどのヨウ素131こそが甲状腺がんの主要因だと思っているが、この研究結果を見ると、他の臓器への蓄積量と比べると、セシウム137は甲状腺に最も蓄積する。ヨウ素131にだけ注意すれば子供達を甲状腺がんから守れると思っていると大火傷する研究結果だ。セシウムに汚染された農産物・海産物は、子供がいる家庭は絶対に摂取すべきではない。子供が死んで解剖すれば、このような感じで蓄積するだろう。同様に、すい臓に蓄積するなら、すい臓癌や糖尿病を引き起こしている可能性もある(ストロンチウム90はベータ崩壊するとイットリウム90となり、これが同様にすい臓に溜まることを思い出そう)。わたしは、自分の子供の首に「チェルノブイリの首かざり」ができることを望まない。

(注1)Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment (Annals of the New York Academy of Sciences) [ペーパーバック]
Alexey V. Yablokov (編集), Vassily B. Nesterenko (編集), Alexey V. Nesterenko (編集), Janette D. Sherman-Nevinger (編集)

(注2)論文名:「Cs-137 incorporation in children’s organs.」掲載ジャーナル:Swiss Medical Week,Vol.133,pp.488-490、著者:Bandazhevsky,Yu.I.(2003)

阿修羅掲示板 6月23日







 

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