産経新聞 2011.6.21 12:08
関西電力との会談を前に、関電批判を繰り広げる橋下徹大阪府知事=21日午前、大阪府庁(平田雄介撮影)
大阪府の橋下徹知事は21日、節電を要請している関西電力の八木誠社長との会談に先だち、「(八木社長には)脱原発という日本の流れをくんでもらいたい」と述べた。会談では原発の新規建設の中止や、同社が将来的に原子力以外のエネルギーへの転換を目指すよう迫る方針。
会談はこの日午後、大阪市中央区の府庁で実施。関電が利用者に要請している一律15%程度の節電の根拠についても改めて情報開示を求める。
橋下知事は関電の節電目標の発表と同じ日に、関西の経済界から原発の稼働再開を求める声が上がったことについて、この日も「お互いに声を掛け合って動いているに決まっている。幼稚園以下のシナリオだ」と痛烈に批判。
20日に八木社長と会談した大阪市の平松邦夫市長に対しては、同市が関電の筆頭株主であることを踏まえ、「『脱原発』を株主として提案しないのは、かいもく分からない。あらゆる手段で脱原発を迫るのが本来の政治家のあり方だ」と批判した。
八木社長は同日夕、関西広域連合長の井戸敏三兵庫県知事とも会談する予定。
産経新聞 6月21日
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