政府が強引に再稼働を進める大飯原発敷地内に活断層の可能性
6月 7th, 2012 | Posted by in 1 子供たちを守ろう | 2 STOP 原発 | 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 利権・推進派・御用学者政府が強引に再稼働を進めている関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)で、敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動き、地表がずれる可能性があるとの分析結果を渡辺満久(わたなべ・みつひさ)東洋大教授(変動地形学)と鈴木康弘(すずき・やすひろ)名古屋大教授(同)がまとめた。渡辺教授は「原子炉直下を通る破砕帯もあり、早急に現地調査すべきだ」としている。
大飯原発が事故を起こした場合に被害を受ける範囲にある京都では、環境団体「グリーンアクション」(京都市)など2団体は4日までに、福井県の西川一誠知事と県原子力安全専門委員に対し、同原発敷地内の地盤の破砕帯が活断層である可能性があるとして、調査の実施と評価が終わるまで再稼働しないよう求める要望書を提出、大飯原発3、4号機の設置申請書で、3号機近くの破砕帯に「粘土が付着」と記載されていることについて、「活断層であるため固結せず、粘土状の土になっているのではないか」と指摘。周囲の活断層と連動して動く可能性があるとして、原発敷地内の破砕帯の詳細な調査と、活断層として連動する場合の評価を求めている。
日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)では、敷地内の破砕帯調査が行われる。活断層に詳しい渡辺満久東洋大教授は「粘土があることは、断層が最近活動した可能性を示している。大飯原発の敷地内にも破砕帯が複数存在しており、安全性を確保するためには、破砕帯の活動性を確認することが非常に重要」と話している。
日本原子力発電敦賀原発(福井県)では、原子炉直下の破砕帯が動く可能性が4月、保安院の現地調査で判明。国の基準を満たさず、廃炉の可能性が浮上している。
→大飯敷地内に活断層の可能性 京の団体が調査要望 / 京都新聞
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