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食品の放射能基準は厳しすぎ…文科省審議会 越権行為な口出し

2月 16th, 2012 | Posted by nanohana in 3 利権・推進派・御用学者 | 3 官僚

 厚労省の食品中の放射能新基準について、安全性が十分であるかどうか諮問を受けていた文科省放射線審議会は、放射線による障害を防ぐ観点から「差し支えない」と答申しながらも、「必要以上に厳しい」として、被災地の食生活や農業への影響に配慮するよう別紙で注文をつけた。
 これは文科省の明かな越権行為だ。
 そもそも文科省が聞かれているのは、厚労省の基準がゆるすぎて安全上問題が無いかどうか。 
 基準案がゆるすぎると考えれば、もっと厳しくするように文科省は注文をつけることが出来る。
 文科省の考えるレベルをクリヤーしているならば、「差し支えない」と答申する。
 文科省の考えるレベル以上に厳しかろうが、それは文科省の考えることではない。聞かれてもいないことに口を出すのは越権である。

 この件について、放射線審議会は断固糾弾されるべきだ。何様だと思っているのだろう。

 国民は厚労省の基準案はゆるすぎると思っている。本来子どもの命を守る立場であるはずの文科省は、この答申の機会をとらえて、より厳しい基準を要求するべきだが、福島事故以来、文科省から子どものためになるような意見は聞いたことが無い。

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朝日新聞 2012.2.16
 

 

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One Response

  • 直接的被害被災者 says:

    うちの家族は震災被災かつ原発事故被害を受け、とうとう内部被曝で心臓を壊した。
    よって、原発事故の直接的被害を受けた者として書く。

    「漠然とした不安を持つ市民の多くは、原発事故の直接的被害を受けていない、言い換え
    れば、被災者と共通の痛みを感じていない人々であり、また異なる対応策が必要となる。」
    # 低線量の被ばくの影響をどう伝えるか 大野和子 より
    # http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/ohno.pdf

    マジ気違いが委員をやってる。なんで、こんな奴らを委員に選ぶのだろうか?
    こういう委員たちを選ぶ時点で、文科省の公式見解なのだから、糾弾されなければならない。

    こいつは「リスクと便益」という単語を振り回しているが、放射能汚染で被曝する便益など全く無い。
    あるいは、そもそも核公害内部被曝の「便益」というのは、「加害者にとっての便益」でしかない。

    はっきり言って、大野の文章は中学生の作文レベル以下だが、その程度で高等教育機関の「教授」に
    なれたり政府の政策に関わる影響を与えたりすることができること自体が異様だ。

    http://www.esi.or.jp/
    http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/

    こいつらが関係する組織が、文科省系天下り団体であることは、言いわけにすらならない。
    日本の学問・教育レベルを下げる文科省は、即刻仕分け解体廃止されてもよいと思う。



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